世界が内包する広さについて

最近広さについて考える。
というか日頃から頭に浮かんでいたけど、考えられるほどの素材がなくて浮かんだ瞬間に忘れていたのが、ここに来て考えられるようになったわけです。

漫画を描くようになって、自分が描く世界の広さを自分で定義しなくちゃいけなくなった。もちろん二人だけの恋愛とか狭い世界の話もいいんだけど、同級生とか大好きだし。
でも自分が尊敬してるのは世界が広く感じる物語だったから、何となくそれについて考え出した。

世界の広さって何だろう
一番自分の中で広さがしっくりくるものは、ペーパーマリオRPGとMOONっていうゲーム。
この二つをプレイした時に共通する感情が、限られた世界の中に無限の可能性を感じる、というもの。ペーパーマリオRPGだったら、紙モードでここいけたん!?とかこのキャラクターとこいつ関係あったんだとか、ここにアイテム隠されてるとか、MOONも大体同じなんだけど、広さの感覚が、横に広いというより縦に深いという感じ。
最近はオープンワールドゲームが流行ってて、広さに対する感覚が変わってきてるなあと思う。自分はそこまでの規模になるともう扱いきれなくてやる前に逃げてしまうんだけど。
新作ゼルダとか。宇宙に投げ出された感覚になって怖くなるんだな
だから横より縦に深い方が自分は好み。

じゃあその深さはどこからくるんだ、どこから感じるんだろう
現時点では、ものが持つ背景だと思う
主人公、サブキャラに至るまでの生い立ちと性格、関係性が存在すると会話とか行動において、鑑賞者が知らないところが出てくるというか、物語の前の時間軸がキャラによって形成されるような気がする。とか、キャラが存在する土地についてもそう。


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