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シゲの誕生日にトニセンと岩手

2015年7月11日、NEWSとV6をかけもちする私は担降りをかけ、岩手へ旅立っていました。

その日はトニセンのラジオ Next Generation公開録音のイベントがあったのです。
思いがけず当選してしまい、シゲの28歳の誕生日にもかかわらず、私はトニセンに会いに盛岡へ行きました。

これはNEWSかV6のどちらか1本に絞るか、という話ではありません。

V6の坂本さんから長野さんへ担降りしてしまうかもしれないという、私にとっては大きな賭けでもある旅だったのです。

しかもその日はシゲの誕生日。
何とも複雑な心境を抱え、私は岩手へ向かいました。

というのも、2013年のアニバーサリーコンサートで、NEWS小山さんは言いました。
他のグループに目が行くことを浮気とみなし、他のグループを好きになってしまったら不倫と捉えると…

女の子は言葉に弱い生き物です。
それがリアルであろうとなかろうと、言われた言葉に縛られます。

私はV6に浮気をし、不倫旅行にウキウキしている不貞な妻なのです。

ジャニオタじゃない一般の方から見れば、何を好きになったっていいじゃないかと思われるのは百も承知です。

数年前までの私もそうでした。

ですし、どちらのグループも同じくらいの『好き』があり、どちらが上とか下とか決めることはできないのです。

ジャニーズの沼に落ちたきっかけがNEWSだったから、先に出会ってしまったのがNEWSだったから、小山さんが俺の妻たちって言うから、だから不倫とか浮気とかそんな気持ちになるんです。まさにGULTY(V6 36枚目シングル)…

それはそうと、今回の思いの丈は長野博への担降りです。

ジャニオタ用語で『担当』とは、そのグループ、または個人を応援することを意味します。

たん‐とう〔‐タウ〕【担当】
[名](スル)一定の事柄を受け持つこと。「営業部門を―する」「―者」
出典|小学館

この言葉を当てはめた人天才。
まさにその通りなんですよね。
『担う』という言葉が、アイドルを愛する気持ちにぴったりきます。

私はNEWS担のシゲ担で、V6担の坂本担です。

ところが事件は起きました。
長野博が一生懸命で可愛いすぎる件です。

2015年7月4日 日本テレビ放送の『音楽の力』ジャニーズシャッフルメドレー。

御年42歳の長野博さん。
ひと回り以上年の離れたHey!Say!Jumpのシングル『ウィークエンダー』を1テンポの狂いもなく、歌って踊る姿がとても可愛いのです。

このHey!Say!Jumpの『ウィークエンダー』は、多くのジャニーズファンが参加する2014年ジャニーズ楽曲大賞でNo.1に輝いた楽曲でした。

昨年の音楽の力でも、Hey!Say!Jumpの楽曲を歌った博さんでしたが、TOKIOの国分太一くんがはしゃぎすぎていたため、博さんがより地味に見えてしまいました。

しかし!
今年の博はかなり魅せてくれたのです!!

堅実で、ジャニーズ正統派ダンスを受け継いだ博さんのキレの良い動きと、博さんの雰囲気に合わないポップでキャッチーなウィークエンダー。

もともと綺麗な顔立ちの博さんは、どこかしらロイヤリティーな雰囲気を漂わせます。実家は自転車屋さんですけど。

そしてメンバーの岡田さんに変態と言われるほど、バラエティーの罰ゲームで美味しいものが食べれなくなると本気のムッツリ顏を見せてしまうほど、食への執着が強い方です。

音楽の力放送以前から、その美しい容姿に目を奪われていた私は、坂本さんとシンメである博さんが気になっていました。これをデレ期と呼びます。

でも、まさか担降りしちゃうかも…と悩む日がくるなんて。

担当選びはとても慎重です。
自分自身と向き合い、一体誰を担当とするか、いろんな角度からメンバーを見つめ、目が反らせなくなった相手を担当とします。

別にそんなことしなくてもいいんですけどね、そういう事を考えるのも楽しいので仕方ありません。

担当を選び、自分自身に決意表明をしたからこそ、担降りするという決意表明も同じくらいの覚悟があるのです。
強いてゆうなら、就職先を決めるようなものでしょうか?

ですから、私はこの岩手の旅は初めての担降りを経験する覚悟で挑んでいました。

岩手県 安比高原。
そこはとても遠い場所でした。

会場に着き、大勢のトニセンファンが集まる中、私の前に並んでいたのは本物の博担である女子大生。

彼女も私同様ひとり参戦でしたので、V6への思いをたくさんしゃべりました。そして約4時間後、私たちはようやく公開録音会場へ入ります。

約900名ほどのトニセンファンは、フラットな会場へ通されます。
座席は先着順でした。
記者会見みたいな会場では、後ろになればなるほど、前に座るトニセンの姿がなかなか見ずらい。

私たちが陣取った席は半分から後ろ側です。重なり合うファンの後頭部を縫うように見えた方は、私が担当と決めた坂本昌行さんでした。

これが運命です。

私は坂本さんの姿だけを見つめ、(というか坂本さんしか見えなかった)一挙手一投足に心を躍らせました。

それでも時々はロイヤリティー博をチラ見し、カッコいいなぁと思ったワケです。

公開録音終了後、私は坂本担だなと確信した帰り道、一緒に見ていた博担の女子大生が「博さんのシャツ、エンジ色の小花柄でしたね。そういうチョイスしちゃうから、(メンバーから)『ババァ』って言われるんですよね」と言ってきました。
その顔はとても嬉しそうで、華やかで、博に恋する女の子の顔でした。

そうですね、これが担当です。
マイナスに取れる点をも大好きなのが担当なんです。

私もそうです。
途中で着ていたシャツを脱いだ坂本さんの行為に、ファンは当然ながら歓声を上げます。
坂本さんだって何年もアイドルをやってるワケで、そうなる事もわかってるハズなのに「え?ナニ?ナニ?」とわざとらしく恥じらいました。

撃沈。
あざといその様に激しく悶えます。

こうして意を決した岩手への旅は終わりを告げ、私は坂本担を確信します。

ファンになる決意をしたその瞬間、揺るがない想いを抱いて担当になったんです。中途半端に担当を名乗っていない自分を褒めてあげたい!

帰り道、岩手名物じゃじゃ麺を食べながら、シゲアキ先生のお誕生日を祝い、生放送のラジオを聴きました。
*じゃじゃ麺は博さんが昔行ったお店の系列店をチョイスしています。

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