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【ポケモンSVシーズン2シングル使用構築】子育て中のパパプレイヤーでも、前期のレンタルパで最終3桁をとれた話【765位】

自分の好きなことに没頭することを自分にゆるそう企画ということで、「ポケモン対戦を思いっきりやってみよう!」を叶えることにした1月。


「レーティング対戦(※)で最終順位3桁をとる」を目標に掲げました。

※ シーズン2のシングル。2023/1/6~2023/2/1の8:59までの期間。公式アプリ「ポケモンホーム」のバトルデータによると、ランクバトルのプレイ人口は約87万人。そのうちランキング順位がつくマスターボール級のプレイヤーは23万人だった模様。

10万人単位のプレイヤーがいる中で3桁(1,000位以内)は上位1%に入るので、そこを目指すことに。ちなみにシーズン1では4,485位だった。

ポケモンホームのデータより


挑戦にあたっての前置き


ポケモン対戦の構成要素

ポケモン対戦を左右する要素は①パーティ構築、②選出、③試合中の立ち回り。このうち①が最も難しいと言われている。勝てる構築を使わなければ②と③の意味がないのだけれど、何が勝てる構築なのかを見極めて準備していくのは初心者にはハードルがめちゃめちゃ高い。


目標達成までの進め方

幸いなことに、ポケモン対戦界においては「レンタルパーティ」という機能があり、他者のパーティを借りて対戦に使うことができる。また、YouTube動画や構築記事文化により使い方(②と③)の学習環境があることから、実践しながら対戦に強くなっていくことができる。


そこで、前シーズンで結果を残したパーティをお借りして対戦の実践を積み、②と③を磨きながら対戦環境の理解・勝ち方の理解をすすめていくことにした。2桁順位+αの構築記事は数十本目を通したし、毎日YouTube動画も観ていた。


そんな中で①にも手を出していけたら…と考えていたけれど、結果としては最後まで前シーズンのパーティをレンタルして戦い続けた形となった。



結果


最終765位!

ということで、目標としていた3桁順位を達成することができました!

ポケモンホームより



最終盤

使っていた前期27位のブラッキー構築を越えるようなアイディアは自分からは出てこないなぁと感じて、自力で構築・調整するプランはあきらめた。

3桁に届いたら対戦数を減らす方針へ。

シーズン3に備えてパラドックスの色違い厳選をしたりしながら調整的に過ごしました。


残り2日の時点で

3桁チャレンジを成功させて、弾みがついて680位くらいになっていた。このままキープで逃げ切れるか…?と思ったけれど、1日経ったら200位くらい落ちていた。どうしてももう少し順位をあげておく必要がある。

そこから6連敗して2,000位くらいまで落ちて萎える。



最終日前日

深夜にやっても負けのスパイラルにハマるなぁ、ということで朝の頭がフレッシュなうちに対戦を重ねたところ、ふたたび3桁まで戻すことができた。900位くらいになった後にマッチした150位の相手に勝って再び600位台後半へ。

残り19時間。300位分キープできれば目標達成となるが…?



最終日の朝


最終日の2/1は「3桁を維持しながら逃げ切ることができるか…」とそわそわしながら朝を過ごしていました。順位がどんどん下がっていく夢も見た。


朝4:58頃に目を覚まして確認した時点で「980位」まで落ちていて、終了までのあと4時間をしのげる気がしなかった。

子どもの朝ごはん準備や幼稚園に連れていくタスクがある中、7時~9時にポケモン対戦を集中してやるのは難しかったので、意を決して一戦。それまでに何度か体感してきた試合展開となって6ターンで勝つことができ、708位に。これなら3桁キープできそう。


1時間ごとに順位をチェックしながら、割と安心してフィニッシュできた気がします(でもギリギリ8:58くらいに順位を確認しようとしたら手間取って見られなくなったのは凡ミス)。


無理に対戦数を重ねずにキープする、を意識した戦略を採れたことが功を奏しました。最後の最後まで上の順位にチャレンジする、というのも別の体験として魅力があるけれど、「3桁を達成したことがある自分」になっておきたい、ということのプライオリティが勝った。


使用構築の変遷

序盤~中盤:カイリュー軸の展開構築

前期最終2位の方の構築をお借りして100戦ほど対戦。勝率は6割くらい。ステロ要因+カイリュー+1の基本選出がわかりやすかったのでとても使いやすかった。

ラスト1体vs相手3体の展開になってもカイリューが形成逆転する試合が多発して、「カイリューが環境最強」と言われるのがよくわかった。めちゃめちゃ強かった。再序盤はデカヌチャンから展開する立ち回りがよく刺さった。

ただ、やはり結果を残していて型の情報も出回っているパーティなので、選出を読まれやすく、初手のデカヌチャンに炎テラスドラパルトやガブリアス、ウルガモスを合わされ数的不利で負ける試合も多かった。


ガブリアスやセグレイブがいる構築相手でも、あえてキラフロルから入ることである程度勝てるようになったものの、さすがに厳しく感じていた。


そんな最中、パーティを変える決断をする事件が起こる。



中盤:ノココッチ軸の対面構築

前作でめちゃめちゃ結果を残した有名プレイヤー、くろこさん(最終1位を10シーズンとられたそう。次元が違う…)と同名の相手とマッチ。毎日のように動画を見ているので若干緊張感が走った。


ことごとく立ち回りを読まれて感嘆の溜息が出た。格の違う相手と対戦しているときの、「すべて上をいかれる」感覚をポケモンで初めて味わった。ぼろ負けだったのだけれど、どこか清々しさすら感じていた。


それで、Twitterを観ていたら、ちょうどぼろ負けした試合で大活躍していたノココッチのサムネイルの動画が流れてきた。前述の試合、動画になってた(2試合目)。相手視点で解説つきで試合振り返れるのめちゃめちゃありがたかった。


「ぼろ負けした相手のポケモンはパクれ!」と前期1位のバンビーさんも言ってたし、そういえば前期で結果を残したノココッチの構築あったな、ということでレンタル先を変えることに。


初手ステロ展開をしてくるポケモン(コノヨザルを除く)に対して有利をとれて、また環境で採用率の高かったガブリアス・カイリュー・サーフゴーにも打ち合いで勝てるノココッチがめちゃめちゃ強かった。


環境に刺さっていたのでこの構築を使い始めてから3日間くらいは爆勝ちした。くろこさんに負けたあと17,000位くらいまで落ちたところから、2,000位くらいまで駆け上る。


コノヨザル入りに対して初手のロトムを合わせてわるだくみ+フェアリー寺バーストで勝つ立ち回りを学んだり、受けループに対して炎テラスキノガッサがガン刺さりしたり、ノココッチ以外のポケモンを学ぶこともできた。


それでもまた環境がうつろい、ノココッチの刺さりも悪くなってきたので違う軸を試し始めることに。



中盤の1日~2日:フェアリードドゲザン軸スタン

初手ガブリアス・コノヨザルからステロ展開をしてくる構築にあたる頻度が増えていたので、初手有利をとれるフェアリーテラスドドゲザンを試してみることに。


このときだけはレンタルをせず、自前で育てていたポケモン(渦カイリュー、スカーフサーフゴー、ハチマキ地面テラスガブリアス)にドドゲザンを足してみた。ついでにくろこさんの翌日の動画で紹介されていたチョッキストリンダーも添えて。


ドドゲザンに出てくるヘイラッシャや、ゲンガーなど素早いゴーストポケモンに対してストリンダーがうまく機能し、めちゃめちゃ勝った。今シーズン初の3桁(800位くらい)に届き、「ドドゲザン+ストリンダーで勝てる」瞬間にハマっていた。


「勝てるうちに勝っておこう」と夕方も同構築で対戦を試みるも、連敗に次ぐ連敗。わずか半日でまったく刺さらなくなっていて、7,000位まで順位を落とす。自分でつくった構築で勝てる気がまったくしなくなった瞬間だった。



終盤~最終日:ブラッキードラパルト

前述のくろこさんとの試合で強烈に印象に残っていたのがノココッチとブラッキーだった。

ノココッチ軸は試したし、順位も溶けてしまったので、シーズンの残り期間は「ブラッキーの勉強をしよう」と決意。

ブラッキー入りでもっとも高い順位の記事からレンタルさせて頂いて対戦を再開。


どんな相手でも必ずブラッキーを選出して有利・不利を学ぶ、というスタンスでやっていた。物理環境だったこともあり、環境上位をしめていたカイリュー・ガブリアスに対する安定感があった。他方、サーフゴーがマジで無理だった。

そもそもサーフゴーとキョジオーンに勝てないことを受け入れることから始まった構築、ということでサーフゴー入りに対する立ち回りを学んでいった。


記事でも選出率1位となっていたゴーストテラスドラパルトがめちゃめちゃ刺さっていた。みがわりから入ることでサザンドラとのテラスたるじゃんけんに安全にかつことができていたし、水ロトムやブラッキーに投げられるみがわりサザンドラをすり抜けで全部倒してくれた。

こいつなしには対戦を組み立てられない…というくらい頼りになったポケモン。


最終版では水ロトムから入る立ち回りで有利をとれることが多く(ガブリアスに対して初手ハイドロポンプから入って数的有利をとれた。フェアリーテラス警戒でドラゴン技をうたれなかったことが大きい)、水ロトム+ブラッキー+ドラパルトを基本選出として勝てる試合が増えた。


受けループにはラウドボーンから入ることでドヒドイデのどくびしを踏まずに有利をとって勝てたりもしたけれど、TODをちゃんと理解しておらずに負けた試合もあった。耐えてるだけではこちらも勝てない…。


最終日付近ではマスカーニャ入りにめちゃめちゃあたり、ドラパルトから入らざるを得ない局面が増えた。ヤンキープレイで初手ドラゴンアローを通すことで勝った試合も多い。


サーフゴー入りのブラッキー相手もきつかった印象。


最終的に380戦くらいになったかな。練度が高まったおかげで選出・立ち回りが安定し、読みやすくなる試合が増えた。ドラパルトがひたすら強かった



シーズン2を振り返ってみて


目標を立てつつ試合数を重ね、柔軟に学ぶことや使用パーティを替えながら過ごすことで、対戦の理解が進んだように思う。


「好きなポケモンで勝ちたい!」という気持ちもありつつ、「でもまずは勝つことをちゃんと学ぶことだな」という方針に沿っていろいろ試すことができたことがよかった。


(余談だけど、これって仕事にも通ずるよね。好きなことを仕事にすることと、商売としてうまくいく方法を既にうまくいっている人たちから学んで考え方を身に着けることとの関係と同じ。)


家事や子育てをしつつ、調子が悪いときは家族に支えてもらいつつ、たまにポケモンに没頭しすぎて妻に怒られたりしつつも、総じて楽しむことができました。掲げた目標の達成をやり遂げる、というのを1か月かけてやってきたこともいいリハビリになった。


昨年末からの僕のテーマは、「暮らしをど真ん中におき、無意識に自分の欲求を見えなくしてしまう」状態を変え、「自分の欲求をちゃんと認識し、そのうえで日々の暮らしを柔軟に組み立てる」ようにすることだった。


家族にめいわくをかけたり負担をかけたりする場面もあったけれど、人をちゃんと頼ることができたし、自分のやりたいことを自分にゆるしながら、その中で掲げた目標を達成し、なんだかんだ暮らしを破綻させずに維持してくることもできたように思う。


2023年は、いいスタートを切れているんじゃないかな。



そして、シーズン3


対戦のルールが変わり、今作の目玉パラドックスポケモンが解禁された。前環境とはまた違った展開。


「ブラッキー+ドラパルト+水ロトム」に惚れ込んだので、自分でも育ててみて現環境で通じること・通じないことを確かめることから始めてみた。


シーズン1・2を通じて負け越し(勝率50%を切る)はなかったのだけれど、初めて負け越したりしている。それでもシーズン2で結果を出せたから、勝ち負けは気にせず学びの道中を楽しんでみよう、という気持ち。


17,000位くらいまで落ちたけれど、シーズン2も初期20,000位くらいから始めたしな。中盤に環境理解が進んでから順位をあげていこう。





と、思っていたら、瞬間人生最高順位を達成してしまった(あくまで目標は最終順位だけれど、これはこれでめちゃ嬉しい)。

2/2時点


シーズン2で10位をとられたいろはさんのライブ配信で紹介されていたパーティをお借りして「負けるまで対戦してみよう」とやってみていたら、16連勝くらいして17,000位→30位になってた。

やっぱり強い構築って正義だ…。


完コピして真似ぶことから入るの、大切ですね。



構築をお借りした皆様、ポケモン対戦に関するアウトプットを提供してくださっている皆様、そして日々の暮らしを支えてくれた家族に大感謝です。




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