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【tomarigi】コミュニティスペースを作ってみて

こんばんは、まーです。

 前回「壁うち企画」についてのnoteを書きました。8/9現在、8名様に実施させて頂いて、おかわりまで頂きました。ざっくばらんに一度目を終えた方に「おいくらだったらまたやります?」とお尋ねしたら、「昨夜、深夜タクシーで4,000円払ったけど、こんなもんで済んでよかったなぁ、とスッと払えたんですよね。だから今日のこの一時間のことを考えたら全然払いたい。」というお言葉を頂きまして、8月度は(2回目以降の場合)この価格でやらせて頂くことにしました。初回無料は継続します。やってみてもらって、「これは自分にとって価値がありそうだから、続けたい」と思ってもらえた方とお付き合いしたいからです。

1.コミュニティづくりの動機

 「他者視点の獲得」の仕組みは始動したけれど、アップデートのためには「頻度」が必要だな、と思いました。でも企業向けじゃないサービスで飲み会代くらいの金額って安くはないし、「通話×多人数」は労働集約的で、可処分時間の制約に突き当たる…。音声通話の魅力は感じているし、視点獲得の情報量はテキストベースだとやや落ちる…(ニュアンス含めて)。

 そんなことを考えていて思いついたのが、Slackでワークスペースを作ろう、です。

 Twitterと連携している方も多いし、チャットベースコミュニケーションなら慣れてるだろう。1時間単位、といったまとまった時間を日々捻出するのはハードルが高いけれど、テキストベースなら隙間時間でもコミュニケーションがとれる。1度壁うちをやらせて頂いた相手ならパーソナリティの解像度も高いし、「付加的に視点のアップデートを上乗せしていく」のであればテキストでも良さそう。何より、日々カラーバス効果で得られたGIVEを届けやすくなる

 で、作ってみました。


2.コミュニティの設計


コミュニティ設計

(1)現在地・目的地・プロセスの言語化と発信

 壁うち企画では基本的に、お相手の変化に寄与することを企図して取り組んでいます。何を目指していて、現在はどういう状況なのか。目指す目的地に向かうために何をされていて、何が阻害要因となっているのか。このあたりをお話しながら、アプローチに使えそうな視点を足していく。概ねこのようなやり方をしています。大切なことは、「現在地」及び「目的地」を自信で言語化すること。なるべく解像度高く

 自分の頭の中では、自分の見ている世界観で、あらゆる補完がなされます。論理の飛躍があっても、なんとなく「うまくいきそう」な気持ちなりがちです。でも現実世界にアウトプットしようとしたときに、何かに躓くことがある。ここで、「他者に説明しようと試みたときに、自分の頭の中で明確になっていなかったことが見えてくる」ことの効用があります。壁うち相手に伝えようとする過程自体に、頭の整理の効用がある。

 Slackコミュニティにおいては「チャレンジチャンネル」と題して、各人のチャレンジを個別に言語化して頂くようにご依頼してみました。テキストで表現することで、さらに整理が進むと考えるからです。


(2)領域限定(クローズドコミュニティ)

 挑戦には失敗が伴います。うまくいかないときの原因探しに、COJ(コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン)のコーチング手法を参照してみます。頭の問題、手の問題、心の問題。すなわち、知識不足、技術不足、心理的拒絶感。阻害要因は「何かが足りない」とか、「気持ちが乗らない」といった、ネガティブな要素として表出されるものもあります。これって、あまり広く開示したくはないですよね…。僕はプライド高いので嫌です。でも、ここに向き合うこと=現在地の確認の解像度を高めることなので、変化のためには必要なプロセスだと考えます。

 でも、Twitterやstand.fmで幅広く弱音を出すのも億劫だしなぁ…。ということで、よりクローズドであることに可能性を見出すことにしました。自分にしか見えないメモで書いてもいいのだけれど、でもこの弱い部分だからこそ人の共感が欲しい。これには批判的でない集団における心理的安全性が必要。

 コミュニティという性質上、成員増加への変化志向はあります。でもあまりにもオープンな場にしてしまうと、「弱音を吐いてもいいな」と思える輪が崩れてしまうこともある。この辺りの舵取りは一番難しいなぁと思います。

 Slackコミュニティでは、プライベートチャンネルという設計もできます。参加者全員にオープンにするのではなく、特定の相手とだけ共有できるスペースです。まず第一段階として、tomarigiコミュニティの志向に共感頂けている人向け、というフィルターがあり、次に二段階としてチャンネルオーナーが構成員を選べる、というフィルターがあります。このあたりをうまく使って、Twitterやstand.fmだけでは話せなかったこと、を言語化できる余地を拡げられたらなぁと考えています。


(3)知識・考え事の置き場

 僕は情報を食むのが好きです。本、note、ウェビナー、オンラインサロン、人づての話、体験…。見たい、知りたい、やってみたい、の好奇心ドリブンな性分です。そういったことの棚卸のためにTwitterやstand.fmで色々と垂れ流してきたんですけど、後から振り返りたい時に不便。前者は話題が散らかってるし、後者は聞かないとならない。

 Slackで、話題ごとに分類して書き散らして置いとけるスペース作ったらいいんじゃないか?と思いました。

 しかも、この散らかしてることについて、他の方の視点も入ってきたら僕自身の理解度合いも拡がったり深まったりするし、学んだことのシェアもできるし。コミュニティに人が集まらなくてもこれだけでも割と自分にとって価値があるな(=便利だな)と考えています。

 今実際、本のチャンネルでは学び方についての話題が盛り上がったり(=ペア読書とか、本の媒体選び、実は本はあまり読まなくて、といったこと)、投下した本の内容についての見方が拡がったり(読書会で得られる効用の一つですね)していて、作ってよかったなぁ、と実感。


(4)視点獲得の線が増える

 もともと壁うち企画は、僕自身が「他者の視点を獲得したい」という内発的動機に基づいて始めたものです。商売人をやるなら「顧客目線」は必須だし、自分一人では外せない「盲点」を外してもらえるし、視野をそうして拡げてもらえたら、日々触れる情報を拾い上げやすくなるし。

 でも、同じようにSlackに参加して下さった皆さん同士が交流することで、「視点獲得」の線はたくさん増やせるなぁ、と。

 以前すがけんさんと初めてお会いした際に、「LIVEで繋がる線を増やしたいよね」というお話をしました。LIVE演者と遊びに来て下さるユーザーとの線だと、参加人数分の関係線しか作られない。でもユーザー同士が交流してくれたら、関係線はすさまじく増える。新しいものが生み出される土壌が拡がる。LIVEではどうしても、話してる人と聞いて書いてくれる人との間で速度感、情報量の差が出る(それがゆえに、ライブ演者はやりやすい空間なんですけどね。聴き上手量産装置だから)。テキスト同士の交流になることで、よりフラットな関係性で線を繋げることに期待しています。


(5)発信自体の効用

 発信していると、行動していると、そこに情報が集まってきます。欲しい、やりたい、と言ってると、それに気づいた人がチャンスを運んできてくれたりします。Twitterで、「ハンドパンが欲しい」と呟いていたら、「ハンドパン買いませんか?」とDMを頂きました。今僕のstand.fm内認知は「ハンドパンのまー」です。

 これは穴とドリルの話でもあって、「穴をあけたいんです!」という人を求めている、「ドリルを持っている人」が世の中にはたくさんいます。僕もそうです。ドリルマニアです

 そういう人に、「穴をあけたい」というのをちゃんと届けることができたら、次の現実がやってきます。Slackコミュ二ティでどんどん、「これをやりたい」「これで困ってる」という発信をしていけたら、そこを埋めたい人が声をかけたくなる。そういう関係性を構築していけたら、きっと前に進める


こんなことを期待して、Slackでコミュニティを作ってみました。


3.作って、走り始めてみた今

 現在、壁うち企画に参加して下さった方を中心に、12名の方に参加して頂いています。半分くらいは先述の「チャレンジチャンネル」を作って頂いて、早速ご自身の挑戦について書いて下さっていたりして。

 僕自身も、「いちばん向き合わなきゃいけないこと」が本業なので(はたらきたくないでござる)、それについてのチャンネルを作って、日々「今日も一日サボってしまった…」などと呟いています(働け)。

 学んだことシェアとか、嬉しかった感情のシェアとか、「役に立つ軸」×「落ち着ける居場所軸」といった場づくりを志向しています。Slack初心者だしまだまだ試行錯誤始めたばかりですが…。

 それでも、わずか数日で僕自身にはポジティブな変化をもらえているし、学んだことと考え事の垂れ流し(=内面の露出狂)をたくさんストックできて便利だし、妻も勇気出してチャレンジと交流を始めてくれたしで、「やってよかったなぁ」と実感しています。参加して下さった皆さんはどうですか、何かお役にたてていそうでしょうか?(要望があれば気軽にお声掛けください)


 こんな感じで走り始めていますので、また何か盛り上がってきたらnoteに書きたいと思います。コミュニティに興味をもたれたらお気軽にTwitter(Monaka_Bo)でDMを頂ければと思います。

挑戦したいひと、を応援したいです


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