第4回地方創生医師団
先週2日間、島根県で行われた地方創生医師団に参加してきました!
・田舎に医療者を増やすには
・ひとの集まる組織づくり
・まちづくり
をテーマに意見を話し合いました。
様々な方のキャリアに触れ、ER、地域医療、医学教育への思いとその力を知りました。教育がある病院に未来はあり、医者が流動しても続いていく仕組みとなる。
組織マネジメント・ビジョナリー・マーケティング、そして愛によって組織が作られていく具体的な話を聞くことができました。そして、ビジネスコンテストを通じて学生の潜在的な力を引き出し形にすること、それが人材開発となりまちづくりに貢献していることも知りました。
今回の講演・ディスカッションではものすごく刺激を受けました。
特に響いたのは「似顔絵セラピー」です!村岡ケンイチさんが始めた似顔絵セラピーについてはこちら
アートの力はとにかくすごい!
伝える力にばっかり注目していましたが、聞く力・本質を見る力もすごい!制作するときの話を実際に伺うことで、その仕事にリスペクトするばかりでした。
徹底したヒアリング、ライフレビュー、そこから本人が一番喜ぶ姿を想像し、表現する。末期癌の患者さんが絶望している状況から、最後の起死回生の一手を期待されるプレッシャー。患者だけでなく、家族・医療従事者も幸せにする力。懇親会でたくさんお話を聞くことができて、大変勉強になりました。
村岡さんは館山にもご縁があるそうなので、ぜひうちにも来ていただきたいと思いました!
最後は学生が
・ゆめ、目標、野望
をテーマに発表するという時間があり、一人一人が野望を語るという当てられた学生にはなかなか厳しいセッションでした 笑。
江角院長からは「野望とは、身のほどを超えた大きな望み」であると言われ、思いの丈を語っている姿が印象的でした。僕も学生につられてちょろっと話してしまいましたが、このように野望とか大きな夢を口にできる場所というものも貴重ですね。
日本人がこの国に生まれてよかった、この場所で生きてよかったと思って死ねること。
山あり 谷あり人生いろいろありますが、必要なときは支えられる人がいて、つながりがあり、死にたい場所で死ぬことができる。日本のどこでもそれができたらいいなと思います。そのためにまずは人の営みを医療の側面から眺めてみて、全人的な理解と支える知識・技術・態度と、その理論を身につけるための家庭医研修に望みたいです。
家庭医を選んだ理由は、人格としても身につける知識としても自分自身がなりたい理想像であったこと。そしてこの野望に近づくこと。このように考えるとスッキリしました。
医学教育に興味があるのも、多種多様で幸せな医療従事者が増えれば関わる人も幸せになるはずで、勝手に幸せが増えるからだと思います。人を変えよう・育てようなどおこがましいことは思いませんが、後進がのびのび成長して僕なんかすっ飛ばしてくれなくては目標は達成できないし、のびのび成長する先に目指す目標であるよう、魅力的なミッションを持ち続けたいです。家庭医じゃなくても、同じミッションを共有できたら最高です。
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