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稽古考43

■ 2005/02/21  独特の『呼吸崩し』 考 

いろんな事をするから面白い。郡山道場稽古。上級者は上級者同士、中級者は中級者同士の稽古。2時間稽古の内、30分をそれにあてる。『一切教え会うことなく、ただ黙々と自分の技をする事』と言う。

受けは偏に踏ん張らず、取りに合わせる。合わせると言っても掛からない技は仕方ない、掛かるように自身で工夫する。面白い。と、私は思う。

○○○さんと「片手取り」の呼吸法を使った(内)転換技の稽古をする。何年振りだろう(道場で毎回顔は合わせているが)、確か一緒に稽古したのは5年程前の大阪での演武会。ぶっつけ本番で「受け」を取ったのが最後だったのではないだろうか。

私にしっかり手首を掴ませ「独特の呼吸」で崩す。真骨頂である。私がやる。流れで「受け」を取ってくれている。『う~ん、ちょっと、違う』。背は高くないが、体頑丈、恐らく力は道場一番であろう。そんな簡単に崩れる筈は無い。

『崩れないで』と合図を送る。今度は彼の「独特の呼吸」を真似てやってみる。「崩れない」。以前から(道場稽古で)○○○さんの「独特の呼吸」の崩し、横目見ていて気にはなっていた。実際やってみると、腕の力を抜き、任意の方向に一瞬で「受け」のバランスを崩す。真似て出来るものではない。重ねての試し(稽古)が必要であろう。勉強になった。https://youtu.be/zZ4_zPar3Y0


ピクチャ 18


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