end

映画を見るのは根気がいることのようで、本みたいに読みたい時に読むみたいなことが出来ないので少し抵抗がある。


すぐ人を二極化するでおなじみのフワちゃんは

お母さん尊敬する派? しない派?と聞いていたけど

私だったら映画のエンドロールじっくり見ちゃう派?見ない派?って聞きたいなぁと思った。


エンドロールに身内がいたら、その映画絶対見に行くよね。エンドロール必死で見ちゃうよね。私はなんにも関係ないのに見ちゃう派。


りょうすけ。


エンドロールに流れる名前なのに、本名を書かなかった。


彼は決まって、自己紹介で苗字だけを名乗るタイプだった。親のセンスを名乗るってどうかと思うなぁといつもブツブツ言っては、苗字で呼んでくださいといった。気に入ってないのかよ。と思った。


下の名前は確かに親のセンス、受け入れることが出来なくても、それは人生の中で自分と共存していく。


亮介だったのに、良助にした春。


心機一転、裏方なのに気取って芸名をつけた。

エンドロールに流れるって知ってちょっとカッコつけた。


自分の親のセンスを否定することよりも、名前から何だかいい人そうって思われることがじわじわ快感になってきて気に入った。


名前、気に入ってないの?って聞かれた。

間違いなく、フワちゃんのいう、お母さん尊敬しない派だった自分は

あっさり、うん。と答えた。



だけど、お母さん、尊敬する派しない派なんて二極化できるもんでもないなぁと思い、夏にはりょうすけ。にした。


どこにも否定がないひらがなだ。


気づけば、親のセンス名乗るの嫌だなあとか言ってたのに、苗字を名乗らなくなっていて、名前だけが自分と共存した。


エンドロール。


じっくり見たらおもしろい派。



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