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360度画像の作成方法について

先日から使い始めたptguiというソフトウェアですが、360度画像に特化しており、合成及び調整ですこし癖がありますが、慣れるといい感じで簡単に合成できるようになります。
360度画像を作っていて一番困るのが三脚や人が写り込んでしまうのでそれを無くしたい方向で作っていますが、現在主流のVR画像はエクイレクタングラー(equirectangular)図法なので撮影者が下で横方向に伸びている状態で編集で消したりしていましたが、編集後VRで撮影者等を見ると地面がブラックホールに吸い込まれているような画像が出来上がってしまいます。

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なんとかならないかと調べてみるとAdobe Creative Cloudにて出来るとの事でしたが、サブスクリプションはちょとということで前回より色々探していましたが、ptguiではそういった事が出来ませんが(プロ版は近い事ができそうです)、一旦撮影者をエクイレクタングラー図法で影響が少ない位置までもってきて編集すればAdobe Creative Cloudと同じような事ができるのではと思いやってみるとうまく補正ができるようになりました

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この位置までもってくると調整がやりやすいです、できれば同じカメラで地面だけ撮って後で合成したほうが更にキレイに仕上がりそうです。
しかし調整、読み込みを何度か繰り返すと、JPGの性質上画質が徐々に劣化していきます。それでも横8000ピクセルあるのでそれ程劣化は感じられませんがなるべく色やスタンプ等の調整は一度で済ませるようにするようにすると良いのかなと思っています。

またptguiの良いところはメタデータで緯度、経度が入力できるのでカメラのGPSを入れておかなくても後でPCで入れられるのでとても便利です。ちなみにメタデータを入れておかないと南大西洋の海の中からスタートになってしまうのでスマホの小さい画面で縮小→移動→拡大がとても大変です。位置がそのままアップしている人も居て何もない南大西洋にポイントがわりとあるので面白いです。

今回はプロ版では無く通常版なのでマスク機能等更に細かい設定等が出来ませんが上記のような涙ぐましい調整をすることで似たような事でできるのでプロ版までは・・という場合に上記のようなやり方がオススメです。

今まで補正はできないものだと思ってあきらめていましたが、色々編集ができるので撮り溜めてある画像を時間があるときに少しずつ調整して行きたいと思います

https://www.ptgui.com/

追記
photoshop(古いバージョン)でも近い事ができました。
180度回転→フィルター→変形→極座標で下記のようになり、再度、直交座標に戻せば元通り戻ります。

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普通の土や砂利、アスファルト等なら誤魔化せますが、こういったタイルのようなパターンの修正は難しいのでやはり、場所によっては地面だけ別撮りが良さそうなので早速、本日近くの貸別荘をしている所で試し撮りをしてみました
https://goo.gl/maps/wWmCGhyB6ymFoah17

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別撮りで地面を撮ってみましたが日中でちょっとした天気の加減で露出が変わってしまいphotoshopで色を変えていますが、地面撮りも露出を合わせないと後処理が少し大変ですが、そこそこいい感じに三脚が消えました。
合成はptguiを使いましたが、レンズのパラメータ調整が数値入力なのでこの辺りが少し面倒です。

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↑こちらは難しそうな所で実験してみましたが、そこそこうまく合成できましたがよく見ると歪んでいます。原因としては地面用の撮影はレンズを下に向けてレンズ中央付近で撮っていますが、三脚の部分はレンズの端の部分で若干歪みの違いでずれてしまうようなので次回はレンズの横の部分で撮って実験してみたいと思います。あとはもうすこしコントロールポイントを意識して物を置いたりしてあとから消した方が何も無い部分の場所には良いかもしれないので番号付きの札辺りを作っておきたいと思います。
ということで細かい所までやっていくと、わりと時間がかかるので、時間とのバランスを見ながら段取り撮影、編集を今後検討したいと思います

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