客室の鍵をちょっと変更してみました

数年前から客室の鍵の運用を検討していましたが、昨年頃に良さそうなスマートロックが発売されました。しばらく様子を見ていましたが、特にトラブルも無さそうだったので、今回、試験的に全客室に取り付けてみました。この製品は一般用のスマートロックで、スマホやカードキー、時間制限付きの暗証番号で開閉が可能となり、とても便利です。

客室運用としては、遅い時間に到着する方には予め時間制限付きの暗証番号をメール等で送ったり、2名以上のグループでは複数の鍵をお渡ししたりと、色々な方法が考えられます。宿の運用面でも鍵の開閉の手間が大幅に減り、一元管理できるので非常に便利です。他社製品も色々と検討しましたが、ランニングコストや初期費用が非常に高く、この製品が最適でした。

この製品のデメリットも購入前に検討していました。乾電池式なので電池交換が必要で、しかも使用する電池が入手しにくいCR123Aというタイプなので、ランニングコストがかなりかかります。また、電池交換時に1個ずつ交換すれば良いのですが、並列接続された2個の電池を同時に外すと再校正が必要で、とても手間がかかります。そのため、スマートロックを取り付けるついでに電気配線をしてAC電源で運用することにしました。AC電源でも停電時には再校正が必要になるので、大元の電源ユニットにUPSを付けて停電時にも対応できるようにしました。これでデメリットはほぼ解消されたと思います。

そんな感じで、とりあえず数日使ってみましたが、今のところ問題はなさそうなので、運用方法についてはこれから検討していきたいと思います。