奇界/世界に行きました日記

良かった...... 奇界/世界良かった......。
良すぎて、気づいたら図録買ってたわ。

図録 奇界/世界と、前売り券のローソンチケット。
裏表紙は海と地平線だった。オシャレ。


本当に良かったので、これ見てる鳥取県民は今すぐに米子市美術館に行ってください。
え? 鳥取市在住だから無理?

Googleマップより、鳥取県鳥取市から米子市美術館までの経路。
鳥取市は鳥取県の東側に、米子市は西側にあるよ。

国道9号を使えば車で片道1時間30分だね。


以下、脈絡のない感想。


うわ〜 変なの〜〜w って感じのより、こういう文化風習なんだよ、って感じの写真が多かった。まぁ、これは本人の作風から元々分かってたことなんだけども。
でも実際にそれを見て、この佐藤健寿って人、真面目なんだなぁって思った。文化というか、他人に対して真摯なんだろうなぁ。

「奇界」の方は作品一つ一つに解説があって、「ここは何とかって国の何とか族の風習です。こういう信仰があるから、この人達はこうしてるんです」って丁寧なんだけど、「世界」の方はほとんど解説ないの。場所の名前だけ! シンプルでおもしれー。
満月の写真が「Moon」なの、良かった。どこどこで撮った月、じゃなくて、月。シンプルの中のシンプルだ。

あと色んな海撮ってるの、おもしれー。
新見ちゃんは鳥取生まれ鳥取育ちだから、海って言ったらドブクソ薄暗ぇー日本海なんだよね。でも写真の海、どっこのやつも青いんだよ。フラッシュだのなんだののせいかもしれないけど、灰色じゃないんだよ......。
すげー綺麗な海だった。
青い海見るだけで感動するタイプだから、青い海見るだけで感動してしまう。この佐藤健寿って人、すごいですね…………。

つーか、美術館のほぼ全部の展示室使ってたわね。というか一階、二階にあるデッカい展示エリア、全部使ってあった。上も下も写真展。右も左も、ぜーんぶが佐藤の世界。マジヤバい。
普段は客なんて便所使いに来た図書館利用者しかいないのに(個人の感想です)、朝から人が並んでた。とても並んでた。本当に米子市美術館の客か? 全員便所じゃないのか? って悩むくらい並んでた。
本当に美術館の客だった……全員写真展に呑まれていった……。


最初にも言ってるけど、良すぎて図録買ってる。
図録も図録でオシャレだ。背表紙がなくって、糊とか糸とかで束ねたとこがそのまま見えるの。

背表紙側。糸と糊が見える。
こっちは開く方。

うっかりバラバラにしちゃいそうでちょっと怖いけど、そんなに簡単に壊れないよね。…………壊れないよね!?
左からめくる(横書きのめくり方)だと「奇界」の写真が、右からめくる(縦書きのめくり方)だと「世界」の写真がくるのもオシャレ。よく見れば、表紙も背表紙も表紙っぽさがある。リバーシブルだ……。

良い……ってしか言えなくなってきた。本当に良いので。
写真の構図がはちゃめちゃに上手い。プロだから当たり前でしょ、って言われたらそれまでなんだけど、でも、上手いんだよ……しかも解説も上手いんだよ……この人、写真撮れなくなってもライターで生きていけそうだなって思った。
短い解説の中で読み手の疑問に答えてくれるし、なんならオチがついてるのもあるし、ヤバい上手い。もしかして、誰かが監修でついてる? そうかも……そうじゃなかったら、天に二物与えられちゃってる人だ。

マジで良かったので、鳥取県民と、ついでに島根県民も米子市美術館に行ってください。

え? 津和野町?

Googleマップより、島根県津和野町から米子市美術館まで。
津和野町は島根県の山口県側の方だよ。

車で片道3時間39分だね。

佐藤健寿展 奇界/世界は米子市美術館で5月26日日曜日まで!
本名がサトウ ケンジの人間は観覧料が無料!(要証明)  それ以外は1300円!!
行け!!


醍醐がチーズってことは、後醍醐天皇って後ろチーズ天皇ってこと!?