サクラサク

きょうもはたらきつつ桜を見る。世間的にはお花見な日だったようでそういう感じの浮かれた人たちにちょっと苛立つも桜はきれいなので良い。こないだも言った名所でもないような、住宅地の桜。

横浜にいったときにけっこう見れるかなと思ってたけど見れなくて、土曜日は雨とか降ってたのでほぼ引きこもってすごしたのだけどちょっと買い物に行った時に良い感じの桜を見れた。用水路にかかる枝垂れ桜の並木。

鯉も群生してて花びらを食べようとしてる。たまに鴨なんかも来るのでここでぼんやり花びらが流れる様子や鯉や鴨の様子を見つつ酒のんどくのも良いのではないかとか思う。団子とか食べつつ。日和が良ければ。

そういうのはきょうの帰りにも思って、ここも特に名所でもないのだけど近所の人に愛されてる河原の桜並木。木曜日に見た時よりも確実に満開になっていてちょうど見頃だった。路肩がいくらか桜に染められつつまだ十分に樹上に花を残しているぐらいの。それは最初に言った住宅地の桜にも共通してソメイヨシノはだいたいこのぐらいで満開で共通しているのだろう。

どちらも休みの日まで残っていたら花見にでも行ってみたく思うけど今晩からの雨でけっこう散ってしまうのだろう。桜雨とかいうらしい。


でも、去年のシダレ桜の並木のほうはけっこう残っていたような印象がある。それだったら水曜日ぐらいで調度良いのかも。


それにしても住宅地の各家、あるいは通りにこうも桜があるのは日本人というのはよほど桜が好きというか、桜に特別な思い入れを持ってるのかなと思う。あるいは「桜は特別なもの」というか。「魚は鯛がなにより」みたいな。特に花のない家でも桜だけは別格のようで一本だけ花が咲く樹が桜だったり。毛虫もつくのに。

桜はそれ自体はたいしたこともない花のように思うのだけど散っていく様が美しい / 日本人的な寂びやらなんやらを託したのではないか?とかいうのをどこかで見たような。染井村で接ぎ桜を開発してから流行になったのだっけな。


花見の季節も終わったし、‘染井吉野’でもディスっとくか。 - 関内関外日記 http://d.hatena.ne.jp/goldhead/20120427/p1


そういえばうちの大家の花壇の花は桜だったのだろうかもしかして


まあそのへんの桜うんちくマウンティングとかはどうでもいいのだけど。


散っていくさまが美しいというのは世間的な好みの刷り込みかなにか知らないけど自分の中にもあって、なので桜は花びらが舞う様子が好きだったりする。あるいは、路面におちた花びらの様子。それと満開の桜の対比。それらが揃ってる時は気分が良い。さらにいうと川辺の桜を自分が好むのは「散る」「花びら」というところに水面を「流れる」というのが加わるからかもしれない。あるいは、水面に映る桜の様子。

桜はそれ自体をそのまま見るとどうもピンク色過ぎていけない。

でも、川面を通してみるとなんとなく落ち着く。そのぐらいで良い、という気になる。

そして、流れる花びらに時間を感じる。



まあとりあえず、水曜までに咲いているようだったら花見的なことでもしてみよう。




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