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ハーフとしての宿命〜初対面の面接〜

想像してみてください。
顔はおもいっきり外国人です。
そんな私が貴女と初対面であったとします。
見た目は白人のひとが流暢な日本語を話し始めました。

「ハーフです。生まれも育ちも埼玉です」と聞いて貴女は頭の中が少し困惑するか、興味を持ち始めます。

「へー中身は本当に日本人なんだね」
「持ってるものや格好は外国人っぽい」
「国籍はどっちなの?」
「箸使うの上手だね」
「付き合う男性は外国の人が多いのかな」
「どうやって英語覚えたの?」
「家では日本食食べるの?」
「刺身とか食べれるの?」
「家では英語だと思うけど、日本語は仕事で使える?」

などと沢山質問したくなりませんか?
生まれてこの方何回このやりとりしたことか分かりません。

はっきり言います。このやりとりは本当に不愉快です。面倒臭いし、この会話すればするほど距離感を感じますのでやめて欲しいです。珍しいものを見る目で見ないでください。面接受けてるみたいです。

お気持ちは客観的、社会的な視点からは理解できますよ。だから、はっきりやめてくださいなんて言わないです。言えないですし。事なかれ主義なんで。

なんか、新しい概念を具現化した新しいものに出会ってそれをどう頭で処理しようか必死になってるように見えて本当に悲しいです。そんなに貴女と私は違いますか?今、2020年ですよ〜多様性の時代ですよ。

でも、考えてみてください。
もし、都道府県毎にもし顔の特徴があって貴女が九州の顔立ちをしています。それについて、
「やっぱり、女性でもお酒は強いんですか?」
「家事は女の人がして、男は稼いでなんぼの考えかたですか?」
「男性の方は頑固な方が多いですか?」
「毎食前に食前酒はやっぱり必須ですか?」

とどこ行っても初対面の人と会うたびに毎回聞かれるのと一緒です。型にはめて人を質問責めにするのはもうやめましょう。人それぞれだし、生まれてこの方日本に生きてるのだから日本人扱いされたいよね。疲れちゃうよね。ちょっと英語の話す日本人ぐらいの感覚で接して欲しいです。

テレビやメディアなどのイメージを鵜呑みにしないでください。自分の頭で考えて頂きたいです。ハーフの人と仲良くなりたいですって言う人も意味わからないです。その人自身を知りたい仲良くなりたいって思うのが自然だと思うからです。

でも、自分は本当にハーフである事は感謝してるし、恵まれているとは思っています。ハーフだから得した場面は英語が使えるし、文化も両方なんとなくわかるって事くらいであとは特別でもない普通の人です。本当に。

少しでも心の国際化が日本で進んでくれることを信じて、私の居場所が見つかる事を信じて書かせていただきました。お見苦しい点多々あると思いますがお許しください。

ハーフである事の葛藤についてはまた後日詳しく書く予定であります。
最後まで読んで頂きありがとうございます。

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