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また逢ってください、夢の中で。

ずっと、夢の中にいるみたいでした。夢を見ているみたいでした。

初めましての方が足を止めて見ていただいて、また私の大切な人もたくさん来てくれて、それもより夢の中みたいな心地で。この4日間のことは忘れません。

たくさんの方に見ていただけて、とても嬉しかったです。幸せでした。展示期間中は長い時間展示室にいたので、自分が作ったものを真ん中にして、この瞬間に縁が点で交わっていくのを目の当たりにしました。休憩などで抜けることでその瞬間を一つでもこぼしてしまうのが嫌になるほどでした。キャプションをじっくり読んでくださった方、これ刺繍なんだって驚いてくださった方、長い時間向き合って見てくださった方、文章に感動してくださった方、写真を撮ってくださった方、SNSを見ていましたと言ってくださった方、ポートフォリオサイトを見てくださった方も。制作の相談をさせていただいた方々にも、最後の形をお見せできてよかったです。私が追える限り、どんな方が見ていただいたか、どんなお言葉をいただけたかをノートに記録していました。何人もの方に私から声をかけさせていただき、直接ご感想をいただくこともできました。

その中でありがたいお言葉がたくさん聞こえてきました。恐縮だな、嬉しいな、幸せだな、何かが伝わったのかなと思う反面、本来の伝えたいことがはっきりと伝えられなかった、それを形にできなかったのは自分の未熟さで、そこをもっとこれから突き詰めなければいけないし、それが卒業制作という場でこそできなければならなかったことへの悔しさに心臓がぎゅっとなっています。色々な思いを噛んでいました。今は本当に悔しいですが、これからも支えてくれる人たちに感謝しながら、ひたすら手を動かし続け、成長していきます。何を作るとかは決まっていないですし、作家になろうとかも全くなくて、ただ自分の勉強として、ということになるかもしれませんが、常に作り続けていなければならない、作り続けるために私はここへ来たのだと思います。いつか、また作ったものを見ていただけるようになりたいです。

その時はぜひまた逢ってください、夢の中で。




改めまして、武蔵野美術大学 卒業・修了制作展2023にお越しくださり、そして私の卒業制作 やわらかなあわい をご覧くださった皆様、本当にありがとうございました。皆様に出会うことができ、本当に幸せでした。

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