「なんでもいい」を撲滅したい

突然ですが、ぼくは「なんでもいい」という言葉は好きじゃないです。

たまにある、晩ご飯のときに「なに食べたい?」って聞かれるときに「なんでもいい」とは答えたくないってこだわりがあります。だってなんでもいいってなんでもいいってことなのに、いざ何かに決められて出された時(これじゃない)って反応することあるじゃないですか、あれが嫌いです。なんでもいいけどなんでもいいわけじゃない。じゃあなんでなんでもいいって言ったアアーーーーーーッッッッ!!!!ってなるじゃないですか、出した方は。出された方も出した方もスッキリしない。
ので、ぼくはなにがいい?と聞かれた時なるべく答えるように心がけています。

とはいえ、無限の選択肢から一つに絞るのは至難の技。その時見たものや強く思ってるものがある時はまだしも、フワッとしてる時はなにも浮かばないので「なんでも」が出てきがち・・・。そういう時は具体的を捨てて抽象的で答えたらいいのです。

例えば晩ご飯なら「魚」とか「肉」とか。それだけ答えただけでもヒントになるかなって思うんです。聞いた方は多分冷蔵庫の中身を把握してるはずだから「魚」ならお刺身があったなとか、ブリを焼こうかなって出ると思うし、「肉」ならハンバーグがあったなとか、具体的な答えがなくてもいわゆるヒントになるかなって。そして言った方も「なんでも」と答えた後にありがちな(これじゃない)も避けることができる。だって抽象的でも何かを指した時点で「なんでも」ではないし自分の出した答えなので違うなって感じることもない。ウィンウィーン!

その抽象的な何かが思い浮かばない時はもっとザックリ答える時もあります。「あったかいもの」とか「汁物」とか「辛いもの」とか。そもそも聞いてくるということは聞く側も何にしようか迷ってて、答えが出なくて聞いてくるってことなので、状況としては聞かれる側も聞く側も何かしたいけど何をしたらわかんないって状態なんです、たぶん。そこにとりあえず「何か」のヒントになるものを答えればそのヒントから聞いた側も答えを導き出せる。「麺類」と答えて「じゃあうどん?」って言われたら「いいねー」って返せる、解決ッ!

そんなことを言いつつ、ありがたいことに以前誕生日プレゼント何がいい?って言われた時はつい「なんでもいいよ」って答えてしまってたな・・・ちなみにこの時のぼくの気持ちは(くれるだけでもありがたい!あなたの考えるぼくにあげたいものをください)だけどそれは言葉にしないと伝わらないよなって今ハッとしました。なんでもいい、の回数を減らして生きていきたいナ・・・。

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