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外見より内面が大事なのか

外見より内面が大事

そんな言葉を耳にしたことは一度や二度ではない。
確かに内面は大切。
しかし本当に外見より内面という位置付けなのでしょうか。


小学生の頃から推しの女優のひとり ケイト・ブランシェット様。
ロードオブザリングで見て以来、その美しさの虜となって追いかけ続けてきた。
姿の美しさはもちろん、その取り組みやインタビューで垣間見える人柄、強さ、美しさ、視野の広さに衝撃を受けっぱなしで、いつかはこんな人になりたいとずっと私の憧れに君臨している。

そんなケイト様主演の映画【TAR】が日本公開され公開と同時に映画館へ。
曲がりなりにも芸術界隈の私が見終わった後の一言目は

「リアルすぎ…」

芸術の世界のパワハラやセクハラといった点や、性的マイノリティといった点
どれもリアルにいる人や実際にある事柄ばかりで見ていて共感を通り越し、実際に体験した事柄を思い出して少々しんどかったレベルでした。

実際セクハラやパワハラなんて腐るほどあるし、権力者と寝なければ引き立ててもらえない、などといったことは普通に起こりすぎて業界内ではそこまで大きな問題として取り上げられたことすらない。
近頃やっと世間で問題になったことで、当事者ではない人々でもヤフコメやあらゆる場所で批判の声を上げている場面も多く見ることができるが
実際にこういったことは常識的だったし、今でも常識として通用する業界も多々あると思う。

そんな常識を【TAR】は驚くほどリアルに再現していた。
権力者のパワハラ、セクハラはもちろん。
感覚過敏によるストレスや、立場を利用してのし上がり、またそれを利用してくる存在の登場。性的マイノリティ界隈にて構築されるあれこれ。
私が大好きなケイト・ブランシェット様演じる主人公リディア・ターという人物はそれらの問題をまとめて体現した、実際に存在する人物かのように生きていた。
実際にこんな人物がいたら軽蔑するレベルのことをやっているのに、私はリディア・ターを心の底から嫌悪することができなかった。

それどころか

★この先は実際にある業界のパワハラセクハラ問題をあげており
特定も拡散もしたくないので有料記事にしています(笑)

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