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「女ってこう」

最近新章がスタートした『セックス・アンド・ザ・シティ』通称SATC

誤解を恐れずに言えば、欲求に奔放な4人の女性の物語。

昔見たことがあるけれど、新章が始まるという告知から
スピンバイクを漕ぎながらシーズン1から見るのにハマっています。
昔とは違ってまた色々新しい気持ちも感じられてとても面白い。
自分が思っていても言えないような、できないようなことを軽々とやってくれる彼女達に笑いと元気がもらえる。
そしてそのアイコニックなファッションもとても楽しい。


私の特にお気に入りはサマンサで
「強いw」
と笑いながらサマンサを追いかけ、あの問題児っぷりとその裏にある
自分をガードするために持っている信念というかこだわりというか、
私だったらあそこまで惚れたらついつい相手中心になってしまうと思うので、そこで自分をきちんと律して別れという選択肢を取るサマンサには本当に憧れる。

それがサマンサの弱さなのかもしれないが、それをしっかり包み込む相手を見つけたサマンサに希望をもらっている。
私があんなアプローチをかまそうものなら男性に舐められ、
ていのいいように扱われる未来しか見えない。

そんな私はどちらかというとキャリータイプ。
ただ、あれほど感情では動けないけれど…

女子会なんかでも結構よくあるやりとりですよね、
何かを相談した時に「気持ちわかるよ」「それは辛いよね」みたいな。
私は「それは〜〜だから〜〜ってこと?じゃあ〜〜してみたらどうなるんだろう?」
みたいな余計なお世話と相手の話を楽しみながらディスカッションしたい。
解決しなくてもその過程がインターテイメント。

だからあんなに感情をぶつけられるキャリーも羨ましい。
ビッグに対してのキャリーの向き合い方を見ていると、
ビッグがキャリーとなんだかんだずっと一緒にいる理由もよく分かる。
ビッグのような男性を好きになった時に参考にさせていただきます。

ミランダとシャーロットもそれぞれがとてもいい性格をしており、
4人の物事に対するアプローチがその時々で本当に参考になります。
そんなタイプが違う同士が集まっている。

女子ならば登場人物の誰かには「そうそう、こうなんだよね!」と共感できる、それがこのドラマだ。

全然タイプが違う4人なのに悩むテーマは同じで、
4人いたら4人なりの悩みに対するアプローチの仕方と答えがあり
時にはお互いの意見の違いを認め、ぶつかり、喧嘩をするが、
ありえないようなことをした男性をディスる時なんてそりゃあものすごい結束力を見せる。
そう。女ってこうだよね。

そして女子同士の会話は赤裸々。
そんな上品な言葉では例えられないほど、彼女達のセックス観はオープンでウィットに富んでいる。
そう、女はこうなのよ。こうなんだけど彼女達のようにオープンに大声で話したりするのは未だ未経験。

女子同士でこの作品を見たら「こうなんだよね!」と盛り上がること間違いなしだが、
付き合いたてのカップルや家族で見ると、苦笑いか気まずい空気が流れるでしょう。

彼女達のように奔放になるのには勇気も他にもまだ足りないけれど、
おしゃれして金曜の夜を女友達と思いっきり楽しみに出かける。
そして休日の朝に集合してお互いの近況報告。
揺るぎない友情がある限り、そんな楽しい出来事やそうでない出来事もたくさんこれからも経験できる。

そういう希望を感じさせてくれ、私はその希望を胸に少しでも美しい自分に近づけるために汗だくでスピンバイクを漕ぐ。


本当に彼女のようになるかはさておいて、

「どこかで僕と会った?」
「どこかで寝たかもね」

さらりとそう返しても様になるサマンサを目指して。


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