見出し画像

色気とは「間」

そういう言葉を耳にした

「間合い」「あいだ」「ま」
色々な言葉がある



どちらかというと追いかけたい人間だと思う。
最初から好意を持ってこられると全く興味が湧かないし、出会い初期でその視線を感じた瞬間に受け止めきれなくて恋愛対象から外れる。もっと知りたいという気持ちが湧かなくなってしまう。

あの、恋愛に入るか入らないかの不安定な間。私はそこに色気を感じる。
願わくばその「間」の状態ができるだけ長く続いてほしい。

お互い人間的に好感は持っているけど相手はそういう気持ちがあるのか、そうじゃないのか。そこを踏み込んできてくれるのか。私はどこまで踏み込んだら許されるのか。
その状態で対話を重ね関係を構築し、ふとした時に相手の意識がこちらに向いている瞬間がとても好きだ。
その「間」は何なのだろうと好奇心をそそられる。

どうしたらもっと近くなれるのだろう。

そうしている間にその好奇心は明確な好意へと変わり、私は束の間の片思いを楽しむ。

両思いだと確信する瞬間も安堵感という満たされる気持ちはあるけれど。

「幸せになるのは難しそう」
そう言われたことがあるが、まさにその通りで。
落ち着きたいという気持ちはもちろんあるが、落ち着き方によっては落ち着きのない私の癖がさらに露呈するのは目に見えている。

相手との間合い、言葉と言葉のあいだ、微笑みの後のま

色気が「間」というのなら
「恋愛に入るか入らないかの間」に惹かれている私はもう既にこの相手の色気に当てられているのだろうな。

そんなことを考えながら、好奇心から相手の視線を受け止めた

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?