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別れてすぐマッチングアプリに登録してみたが


飽きっぽい私がマッチングアプリに登録した

きっかけは彼氏と別れたこと。
色気があって顔が良くて声が良くて頭が良くてセンスがいい自慢の彼氏だった。
性格については、まあ、別れたってことで割愛します。

ちりつもだったし回避不能の別れだったし気持ちを固めてたくさんの覚悟を持って臨んだとはいえ、
それからしばらくは綺麗な夕陽をみると死にたくなるくらいには落ち込んでいた。

もともと自己肯定感が低いわけではないけれど
自分を肯定してくれていた人が明確に減ったという事実は結構なダメージだったようで、私の自己肯定感はたちまちゴミクズに。
これをメンヘラと言うんだろうかと廃人同然のメンタルで過ごしたりもしたけれど、このままじゃ本当に廃人化してたちまちブサイクになる!と
生まれ持った造形を磨くことに全力な私は危機感を覚え
お世話になっているお姉様に勧められるまま、ほろ酔いの銀座にてマッチングアプリに登録。

プロフィール登録やコミュニティというものを見ながら高校生の頃流行ったmixiみたいで少しだけワクワクする。
「すぐいいね来て持て余すから!」
と言われてきゃーとか言って登録したはいいけれど内心はほんとか?と思っていましたごめんなさい。

深夜まで喋り散らかして帰宅。
お風呂に入り寝る前にアプリを開くと
既に10人以上からいいねが届いていて驚いた。
よく仕組みがわからないままいいねありがとうなんて謙虚な気持ちでいいねを返しまくっていたら早速メッセージがたくさん届きました。

自己紹介みたいなやりとりをしながら会話は進む。
彼氏と別れて以来、仕事のこと以外にメッセージをやり取りする人なんて1人か2人だったので少し明るい気持ちになってやり取りを進め

48時間後に飽きた。


やりとりしていた人たちは紳士だったし、これといった不快感も感じなかった。
なのになぜかとにかく全く感情が動かず、相手と会いもしないうちにアプリを起動しなくなった。

いつもの私ならそんな理由なんて考えもしないけれど、
思考が止まると心の穴が暴風により裂けていく状況なので思考を止めたくなく、
なぜ1mmも感情が動かなかったかを分析してみました。

センス抜群の元カレとのウィットに富んだ会話やLINEに慣れた良い女気取りの私は、お互いのプロフィールやコミュニティから興味のあることや仕事のことを
初めましてのテンションで(実際そうだけど)日常的にやりとりするのは、ウィットを感じるどころか
「何か得られるものがあるのか何が面白いのか分からず1mmも相手に興味を持てないまま携帯を見ている時間がただただもったいなかった」
という結論に至った。

そもそもマッチングアプリは、当然本気で恋人を作りたい人がたくさんいる市場なわけで(?)彼氏と別れてとにかく早く自己肯定感を回復させたいという
自分可愛さだけが目的の私は、お門違いもいいところでした。

さらに仕事と彼以外では日常でLINEアプリを持て余している女なので
間髪入れずに届くメッセージや、たくさん見すぎて皆同じ顔にしか見えなくなった相手の写真に興味を持てるはずもなく。
元カレと付き合っていくうちに「カレの見た目=理想のタイプ」になっていたキチガイの私がいけないんだと諦め、
もともと三日坊主の飽きっぽい私のマッチングアプリ生活は案の定三日も持ちませんでした。
傷もえぐられるしね。やめやめ。

ことの発端のゴミクズ自己肯定感は、最近ある出来事により少し回復して
ゴミクズからゴミ程度にはなったので、それはまた書こうと思います。


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