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【感想】Lilacの夢路/ジュエル・ド・パリ!!

 ふとカレンダー見たら7月だった。え?もう既に大劇場千穐楽から1ヶ月経ってるんだよね…。星組さんの1789も大劇場千穐楽終わっちゃってた。
 色んなご縁があって雪組さん5回観に行けたのは本当に幸せだった。大劇場千穐楽、新人公演の配信も観てるのでそれ含めると通算7回。東京千穐楽の配信も観るつもりなのでそれ含めたら8回…。ガチ勢の皆様に比べたら少ないだろうが、私の中では多い方なので…。
 それぞれ思うことがありすぎて、書いていたら1万字余裕で超えたので、後に別々に長文で書くと思う。

「Lilacの夢路」
 産業革命時代のドイツ・プロイセンのお話。広大な領土を持つドロイゼン家の当主、ハインドリヒが鉄道事業を始めようとするお話。4人の弟たちや製鉄所の人たちと力を合わせて困難に立ち向かっていくというお話。
 歌と踊り多め、説明口調の台詞多め、饒舌に感じるところと言葉が足りないと感じるところの差が激しかったり、ジェンダー的なところとか、それが人によってはうーん…となるのかな。
 細かいところをツッコミだしたらキリがないので「考えるな、感じろ」という話なのだろうと思うことにした。
 ハインドリヒ始め、ドロイゼン家の人達全員善人。製鉄業をやっていれば軍需産業で利益を上げるというメリットもあっただろうに、一切そういう事に手を染めない。マイノリティに対しても寛容で、差別を許さない。これはドロイゼン家の「正義」なのだろうと。そこを理解していたら多少の「ご都合主義的な展開」もまあ、ありかなと思える。

「ジュエル・ド・パリ!!」
 芸術と宝石とパリの街!!最高のレビューだった。体感時間5秒以下。
 画家たちがバーンと出てきて「貴方を描きたい」なんて歌うんだけども気がついたら、音彩唯ちゃんがエトワールで階段降りしてた、というくらい体感時間が短い。でも何観たのかはちゃんと覚えてる。
こちらも細かく書きたくなるなあ…。
 上半期のベストレビュー&ショーがあるとしたらダントツ1位になってしまいそうなくらい好き。
宝塚歌劇の王道にスパイスが振りかけられていて、王道なのに古臭さも全く感じられない最高のレビューだと私は思ってる。


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