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映画【ザ・ハント】リアル人間狩り

皆さんこんにちわ!まっきーです。今回は、先日観た映画『ザ・ハント』の紹介記事を書きたいと思います。

※基本ネタバレなしですが、未見の方は読む際は予めご注意願います。

映画:ザ・ハント(原題:The Hunt 上映時間:89分)

本作は、2020年のアメリカ合衆国のアクション・スリラー映画。監督はクレイグ・ゾベル、出演はベティ・ギルピンとエマ・ロバーツなど。富裕層が娯楽として行う「人間狩り」を題材にしたサバイバル・アクション映画です。

あらすじ

クリスタルら12人の男女が、広大な森の中で目を覚ます。口には全員が猿ぐつわされており、広場には謎の箱が。1人の人間が横に置いてあったバールで恐る恐る箱を開けてみると、中から1匹の豚が。

さらに、箱の中には様々な銃が入っていた。1人が猿ぐつわの鍵を発見し、皆の猿ぐつわを外しながら、入っていた銃器を手に取っていく。

すると突然、銃声が鳴り響き、何者かに命を狙われていることを知った彼らは逃げ惑う。彼らは、セレブが娯楽目的で一般市民を狩る“マナーゲート”と呼ばれる人間狩りゲームのターゲットにされたのだー。

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人間狩りがテーマ

本作は、いわゆる”人間狩り”がテーマとなっている。同じ様な映画であれば『ハンガーゲーム』や『バトル・ロワイアル』という映画があるが、それらとは若干シチュエーションが異なる。

『ハンガーゲーム』や『バトル・ロワイアル』は、無理やりに人間同士が殺し合う事を強制され、否応なしに殺し合う訳だが、ザ・ハントでは”狩る側”と”狩られる側”は明確に立場や境遇が異なる。

そのため、構図としては「彼らを集めた側の組織」対「拉致された12人」となる。もちろん、狩られる側は初めから圧倒的に不利な状況であり、次々と狩られていく訳です。

集められた12人

集められた12人の人間は、実は無造作に集められた訳ではなく、人狩りを行う組織から”意図的に”集められた人間なんですね。そして、その”意図”は本作にとっては非常に重要なポイント。残念ながらそのポイントを書いてしまうと重大なネタバレになるので説明は避けますが、これが結構な皮肉というか、なかなか捻りの効いた設定でした。

サクっと観やすい

個人的な感想としては、上映時間も89分と短めで、中だるみするシーンも殆どなく、サクっと観れた印象。人を殺していく映画なので、もちろん殺伐としているはずなのですが、あまり暗い雰囲気がありません。また、狙われる側の恐怖をテーマにしている訳でもないのか、人が死ぬシーンも比較的あっさりしてます。

後半の展開

前半は、訳が分からないまま”駆られる側の人間”として次々と死んでいくシーンをただ観させられる。一体誰が主人公なの?と思うくらい、どんどん死んでいく訳ですが、中盤あたりからガラリと展開が変わっていきます。

12人全員が銃など撃った事が無いようなド素人ばかりであれば、こんな展開にはならない筈ですが、実は”とある人物”が12人の中に紛れていました。そして、それは組織側としても想定外の事。そして組織側はその人物によって手痛い反撃を受ける事になります。

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ネタバレせず観て欲しい作品

この映画については、いわゆる事前知識が無い方が楽しめる映画かも知れません。これを読むだけでも微妙なネタバレになってしまう可能性もあり、説明するのも少し難しい映画です。

ただ、長すぎず重すぎず、また後半の展開は胸がスカっとするシーンも多々あって、割と楽しく見られる映画だと思いますので、ご興味のある方は是非鑑賞して観てください。

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