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【ホタテ御殿】北海道猿払村の奇跡!貧乏村から日本一の金持ち村へ!

まっきー@副業に目覚めた50代

(最終更新日:2022年1月8日)

皆さんこんにちわ!まっきーです。

今日は、北海道にある「猿払村」で起きた出来事について話して行きたいと思います!

この猿払村、なんと平均年収が全国市区町村でTOP10に入るくらいの高所得村なんですね!

しかも、今から数十年前までは、北海道の中でも特に貧乏な村だったという過去を持つ村なのです。

なぜ、猿払村は高所得村へと生まれ変われたのでしょうか?

そのあたりを、深堀していきたいと思います!

全国市区町村の平均年収の実態

まず前提として、全国市区町村別の平均年収についてお話しします。

以下の表は、市区町村別に平均年収を算出した値で、上位トップ10の市区町村は以下のとおりです(2019年のデータ)。

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引用元:年収ガイド 全国市区町村 所得(年収)ランキング 2019年 より

トップ10のうち7か所が東京都ですね。特に港区千代田区は平均年収が1000万円を超えてます。ここに日本のお金持ちが集まっているんですね。

その他、兵庫県の芦屋市、長野県の軽井沢市、北海道の猿払村がランクインしています。

これら3つのうち、特に目立つのが猿払村。なんせ"村"ですからインパクトがありますよね!なぜ猿払村はこんなに平均年収が高いのでしょうか?

猿払村はどんな村?

さて本題に入ります。猿払村は札幌市の倍近い「620万円」という平均年収を誇っています。これはかなり凄い事です!

ちなみに、今から47年前、1975年の猿払村の平均年収は「126万6231円」でした。現在の1/5程度しかありません。

この平均年収は、当時のサラリーマン年収が200万くらいでしたので、かなり低い年収と言えます。

ところが、1980年には「416万1245円」と一気に4倍近い金額まで増え、現在では全国10位に入るまでに至っています。

一体、猿払村に何が起きていたのでしょうか?

猿払村はどこにあるの?

まずは猿払村の場所ですが、下記の地図のとおり宗谷地方に位置する村で、北海道最北端に位置し、北海道内では最大の村です。

なお、人口は2,728人と人口減少により過疎地域に指定されています。

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地図からみても分かるとおり、猿払村は海に面した村で漁業が主要産業です。特にホタテの水揚げが有名で漁獲量は日本一

村内には大規模なホタテ加工施設が設けられており、2017年は4万6千トンのホタテを生産しました。

2017年(平成29年)の猿払村の漁獲生産高は114億8千万円。その内、ホタテが100億7千万円を稼ぎ出しており、実に漁獲生産高全体の88%を占めます。

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しかし、先ほど記載したとおり、昔から猿払村の平均年収が高かった訳ではありませんでした。

衰退からの復活を遂げる

戦前、猿払村はホタテやニシンの漁で潤っていました。しかし、乱獲の結果、戦後になるとホタテやニシンの姿が消えてしまう。

更に村内の炭鉱も閉鎖し、収入手段を失った村は困窮の一途をたどります。昭和40年代には他の地域から「貧乏見たけりゃ猿払へ」と言われるほどの貧乏村に陥っていました。

そんな状況を打開したのが、猿払村の漁協組合でした。日本初のホタテ稚貝の大規模放流事業を1971年に計画したのです。

これは、1年間ホタテの種苗を海中で育て、5cm程の小さな貝に成長したところで海に放流。4~5年後、10cm程に成長したホタテを獲るという方法。

ホタテを「獲る」から「育てる」に方向転換をした訳です。素晴らしい発想の転換ですね!

積極的な投資をした結果

この大規模放流事業には多額の資金が必要でした。しかも結果が現れるのはホタテが成長する10年後です。

そんな大きなリスクが伴う事業に対して、地元の金融機関や村役場からの出資だけでなく、村の住民からも拠出金を集め事業を開始します。

まさに『村の命運をかけた大規模事業』だったのです。

その結果、ホタテ漁は無事に成長し始めます。1990年代は50億円前後だったホタテ漁は、直近では100億円前後の生産高まで数字を伸ばすことに成功したのです!

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「ホタテ御殿」と言われる豪邸が建つ村へ

猿払村は、役場だけではなく村人までもが出資をして、まさに村一体となってホタテ大規模事業を成功させました。

そして、見事に「貧乏村」から「高所得村」へと生まれ変わりました。

その結果、猿払村内には豪華な住宅が建ち並び、駐車場には高級車が停められた住宅が増えたそうです。これは通称「ホタテ御殿」と呼ばれています。

平均年収が600万にもなる村が、北海道の片田舎で誕生した訳ですね。

猿払村に見る「投資」の重要さ

猿払村は、村一体となりホタテ大規模事業を成功させました。その源泉は村人までをも巻き込んだ「積極的な投資」の姿勢でした。

官民が一体となって10年先を見据えて、莫大な資金を投資した訳ですね。

年収わずか「126万6231円」だった猿払村が、現在では600万前後の平均年収を稼ぎ出しているのですから、この投資は『非常に大きな利益をもたらした』事が分かります。

もちろん、猿払村が積極的な投資を行ったのは1970年代なので、日本経済がまだまだ高度成長期でした。比較的投資がしやすい環境にあった、という背景もあるかと思います。

一方で現在の日本はデフレ化により、長きに渡りデフレ不況に苦しんでいる状況のため投資がしにくい環境です。

そして政府は誤った政策(特に消費税増税)ばかり実施し、国民を苦しめ続けています。

しかし、だからと言って無策のままでは経済は疲弊するばかり。我々国民にできる事は少ないですが、まずは「現状を知ること」が第一歩です。

※日本の経済状況について知りたい方は、以下の記事をお読み下さい。

まとめ

今回は猿払村を例に「投資の大切さ」をご紹介しました。

政府が正しい経済政策を実施し、経済成長が実現すれば改善される可能性は高いですが、残念ながら今の政府ではそれも期待できません。

しかし、景気が悪いからと無策でいる限り状況はおそらく改善されません。

むしろ、そういう時こそ『未来を見据えた投資が大事になること』を、猿払村は私たちに教えてくれているようにも思えます。

最後までお読み頂いて感謝です!少しでも日本経済に興味を持っていただけたら本当に嬉しいです!

最後まで読んでいただいて、本当にありがとうございました<(_ _)>

※「そら美ちゃん」のマクロ経済を学ぶシリーズはコチラ!


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まっきー@副業に目覚めた50代
映画やゲーム、経済などを記事にしている札幌市在住50代のおっさん。WebライティングやSEOを勉強中。ブログ運用の勉強のため『なんでも研究所』という独自ブログも始めました!まだまだ記事は少ないですが、定期的に記事アップをしていきます!https://cafe-makky.com