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【シドニアの騎士】謎の生命体と闘う未来の人類を描く傑作アニメ

こんにちわ!まっきーです。今回は、自分が大好きなアニメ【シドニアの騎士】をご紹介します!

『シドニアの騎士』とは

本作は、 弐瓶勉(にへい つとむ)さん原作のSFロボット漫画。月刊アフタヌーン(講談社)にて2009年6月号から2015年11月号まで連載された。

アニメ版第一期が2014年4月から6月まで放送され、第二期『第九惑星戦役』が2015年4月から6月まで放送された。2021年6月には物語の完結編となる『シドニアの騎士 あいつむぐほし』が公開された。

2015年に第39回講談社漫画賞・一般部門を、2016年に第47回星雲賞コミック部門をそれぞれ受賞している。

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あらすじ

奇居子(ガウナ)と呼ばれる謎の生命体によって太陽系が破壊された1000年後の未来が舞台となる。種の存続を賭けて繁殖と生産を維持しながら宇宙を旅する「播種船(はしゅせん)」を建造した人類は、太陽系を脱出して移民可能な惑星を求め航海していた。

※播種とは・・・耕地に作物の種子をまくこと。たねまき。

その中の1隻であるシドニアを舞台に、主人公の谷風長道(たにかぜ ながて)を中心とした人型ロボット兵器「衛人(もりと)」の操縦士たちと、ガウナの死闘を描いた作品。

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奇居子(ガウナ)とは

本作の敵は奇居子(ガウナ)と呼ばれる謎の生命体である。ガウナは胞衣(エナ)と呼ばれる物質で本体を覆い、このエナを自在に操り変形させることで人間を攻撃してくる性質がある。

知能があるかは不明で、言葉などでの意志疎通にも成功しておらず、なぜ人間を襲うのかの理由も明らかになっていない。言葉の通じない敵であり、胞衣(エナ)によって時には人間を模したりすることもあり、非常に不気味な存在として描かれている。

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衛人(もりと)

衛人(もりと)とは人型ロボット兵器の事で、ガウナと戦うのは主にこの衛人となる。機体ごとの個性はほとんど無いが、人類が唯一ガウナと対抗できる兵器として非常に重要な存在である。

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主人公の谷風長道は、この衛人を自在に操る人類のエースパイロットという位置付けであるが、その素性には謎も多い。しかし本人自体は爽やか?でちょっとドジな青年として描かれており、非常に愛着が持てるキャラクター。

他にも、様々なパイロットが存在するが特に女性パイロットが多く、この谷風長道との仄かな恋愛模様を描いている。ガウナという強敵との人類存続をかけた戦いと、この谷風長道を中心とした恋愛模様が非常にバランス良く描かれており、物語に血を通わせている重要な要素だと感じています。

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融合個体の「白羽衣 つむぎ」

人類はガウナに対抗するために、エナと呼ばれる物質と人間のDNAを組み合わせる事により、融合個体と呼ばれる生命体を創り出した。

その存在として登場する「白羽衣 つむぎ(しらうい つむぎ)」は、人間の心を持ちながら、ガウナのようにエナを操る融合個体。彼女の存在は、単なる兵器としてではなく、人間としての優しい心を持ち、そして主人公の谷風長道に想いを寄せる存在として、非常に重要なキャラクターとして描かれています。

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緊迫と弛緩のバランスが絶妙

本作で特に優れていると感じる点は、ガウナとの非常に緊迫した死闘の傍ら、谷風長道を中心とした様々なキャラクターたちとの、時にはくすぐったくなるような、それていて少しほんわかした恋愛事情が良いエッセンスになっている点。

個人的に一番好きなキャラクターは下記画像の「科戸瀬(しなとせ)イザナ」。当初は男性でも女性でもない中性的なキャラクターであったが、谷風長道に想いを寄せ、やがて女性へと変貌していく(という設定)。

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この静と動の対比、とは言いませんが絶妙なバランスで吹き込まれるこれらのエピソードが、本作に息吹を吹き込んでいると言って良いくらい、非常に大事な要素となっています。特に融合個体である白羽衣 つむぎとのやり取りや、常に谷風長道のそばにいたイザナとのやり取りは、観ていて本当にせつなくなりました・・・。

アニメ版はCGを多用

アニメ版は、フルCGではないがCGが多用されており、画として非常に綺麗であり、戦闘にもかなりの迫力を感じました。全体的な出来も非常によく、原作の雰囲気をとても上手に引き出しているように思います。

初めて観られるなら、アニメ版でも本作の面白さを十分に堪能できると思いますので、気になる方は是非チェックしてみてください!

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本作は、U-NEXTであれば全編無料で見られます。またU-NEXTは31日間の無料サービスもありますので、気になる方は併せてチェックしてみてください!


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