見出し画像

『ブラック・サマー: Zネーション外伝』久々に観た良質ゾンビ系ドラマ

皆さんこんにちは!まっきーです。

皆さん、ゾンビ系の映画やドラマは観ておりますか?残念ながら、私はあまり観られていません。というか、そもそも良質なコンテンツに出会っていないように思います。

特に、映画は大作のゾンビ映画の公開が少なく寂しい限りですね。そんな折に、NETFLIXでなかなか良いゾンビ系ドラマを発見しました。

それが『ブラック・サマー: Zネーション外伝』です。

今回は、NETFLIXにて視聴可能なこの『ブラック・サマー: Zネーション外伝』の感想と簡単な考察について書きます!

Zネーションとは?

Zネーションは、2014年から2018年に放送されたアメリカ合衆国のテレビドラマシリーズ。ゾンビが蔓延した世界で、免疫を持つ人間を、ワクチン開発のためアメリカ3000マイルを横断する一団の行方を描いた作品。

画像1

シーズン5まで放映され、全68話。物語としては既に完結しています。

ゾンビ系海外ドラマと言えば「ウォーキングデッド」がかなり有名ですよね。「ウォーキングデッド」との違いとしては、こちらのゾンビはいわゆる”走るゾンビ”なので、ゾンビとしての怖さは、こちらの方がやや上ですね。走ってくるのでなかなか怖いです。

あと、免疫を持った人間をワクチン開発のために3000マイル(約4,800km)先の目的地へ連れていく、という明確な目的があります。

ウォーキングデッド」はどちらかと言うと人間ドラマとサバイバルに重きを置いた重厚な作りでしたね。なので、そもそもベクトルが違います。とは言えゴアシーンも結構あります。「ウォーキングデッド」とは違った良さのあるゾンビ系ドラマだと思いますので、気になる方は是非どうぞ。

ブラック・サマー: Zネーション外伝について

ここから本題です。ブラック・サマー: Zネーション外伝ですが、こちらはZネーションの前日譚にあたる作品として制作。シーズン1が2019年4月11日にNETFLIXで『ブラック・サマー: Zネーション外伝』として配信開始。

画像2

前日譚なので、本家のZネーションを事前に観ておく必要は全くありません。

また、本作は本家に比べると「ゾンビの怖さ」にベクトルを置いている作品に感じました。ゾンビドラマとしてかなりハードな作り。映画で言うと、「28日後」や「28週後」のような感じと言えば伝わるでしょうか?

とにかく内容がシリアスです。更に、全8話であることや、各話も20分~40分程度と尺も短めで、サクっと観やすいのも有難い。

個人的には本家よりもこちらの『ブラック・サマー: Zネーション外伝』の方が、断然好みの作品でしたね!ある意味本家やウォーキングデッドを越えていると思います。

特にウォーキングデッドのゾンビって、あんまりゾンビが怖くないのですよね。まあ、ロメロ監督へのオマージュ的なものがあるのかも知れませんが。

ロメロ監督は、ゾンビというバケモノを全面に出しつつ、結局は人間の怖さや愚かさを作品にちりばめて居ましたね。

もちろん、ロメロ監督作品も大好物なのですが、純粋に「ゾンビが怖い」というのも大好物です。

※ロメロ監督についての記事も書いてます。良かったら併せてどうぞ。

本作については、何より物語がグダグダと長くないのがいいですね。ウォーキングデッドみたいに長すぎると、私は途中で飽きてしまうので、この作品くらい短いのが丁度いい。

また、私のようにガチなゾンビ系ドラマ(映画)に飢えているいる方にはかなりお勧めな作品です。私はウォーキングデッドや本家のZネーションより、こちらの作品の方がハッキリ言ってかなり好みですね!

画像3

シーズン2について

シーズン2は、一応前作で主人公であった「ローズ」と「アナ」という2名が引き続き登場。前作同様、基本的には様々な人間が現れては殺される(またはゾンビに喰われる)が繰り返される展開が続きます。(下写真の左がアナ、右がローズ)

画像4

シーズン1もそうですが、様々な登場人物の視点から物語が語られるのですが、時系列を敢えてずらしていたり、凝った作り方をしています。

そのせいで、逆にストーリーが分かりにくくなっている部分もあり、賛否の分かれるところかも知れません。

シーズン2で描かれた人間同士の争い

このドラマには、互いを尊敬したり、協力したり、時には命を張って助け合ったりといった、そういう類のドラマはかなり薄め。前作には多少あった気もしますが、シーズン2は人間同士の争いがメインになっていました。

ここは、若干の残念ポイント。正直言ってその展開は、ウォーキングデッドで既にお腹一杯なんですよね。個人的には人間たちが団結してゾンビ災害に立ち向かう姿を、もう少し見たかった気がします。

そういう意味では、主人公のローズも、娘のためなら相手が悪人であろうが無かろうが、容赦なく殺していく人間に変貌しており、あまり共感できないキャラになってしまっていたのがやや残念に感じました。

画像6

ゾンビの動きが早くて1体でもかなり脅威なうえに、人間同士も常に争いあっており、生存率は絶望的な世界が堪能できる本作。

そんなピリピリ感や絶望感が味わえるという意味では、本家やウォーキングデッドとも違った良さがあり、それこそが本作の魅力ではないかと思います。

恐らく、ストーリー的にもシーズン3に続くと思われます。私が求めるようなガチのゾンビ系ドラマが観られる事を楽しみにしたいと思います。

NETFLIXを契約している方で、ホラーやゾンビ系が好きな方でしたら、ぜひ観て欲しい作品です。

画像5


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?