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人をわかるってどういうことですか?②

前回からだいぶたってしまったけどつづきです。

事実は小説よりも奇なり

この言葉がぴったりのできごとだった。
彼は今まで家族との生活は我慢して過ごしてたと言って、わたしは言葉に詰まってしまった。わたしのあたまにはハテナがいっぱいで、あの時も?あの時も?あんな時も?あんなに笑ってたのに?家族でご飯食べて、それこそ日常の他愛もない時間に幸せーって言ってたのも?へ?え?ふぇ?わーーーーーすごーーい!こんなことって起こるのねと、一旦冷静になって、するとぽんぽん頭に浮かぶ思い出たちのいろいろな場面でのできごとをあれもか?これもか?と彼に聞いてしまってた。とめどなく溢れてくる彼と家族と過ごした日々の破片を拾い集めてって淡々と聞いてた。理解できなくて。整理できなくて。家族の歴史をたどってこどもたちと過ごしたあれこれを聞いていた。でも彼は少し口をへの字にするぐらいで何も言わなかった。

他にも驚くことは言われたけど、もういい。
嘘をついて生活してたの?と、言っても否定も肯定もない彼が恐く思えた。

別れる理由としては家族のこともあるけど、もう一つは本当に仕事にようで、仕事だけに集中したいとそれが今彼にとっての1番の楽しいことらしいので、それはそれでいいと思った。そういう人もいてるだろうし。


現実はいつも稀有なものなのです!

これはカトリーエイル・レイトンの言葉です。アニメのキャラです。

彼と話をした次の日は流石にわたしもダメージが大きくてきつくて感情がむちゃくちゃでこどもたちを見ては泣きって感じだったけど、回復は思ったよりも早かった。そのまた次の日にはこどもたちとどう生きていくかと楽しい妄想をしてた。どちらか一方が悪いわけでなくて、わたしももちろん彼を傷つけたりしたことはあっただろうし、どちらも悪いわけで。


眠いー。
次回で終わります。

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