理想は定量的にも定性的にも

理想を持つことはとても大切なこと。
それは、「問題構造学」で捉えると「理想」と「現状」とのギャップが「問題」だからである。
その意味で、理想がなければギャップが生まれない。即ち問題意識が生まれなければ行動を起こさないわけだ。
その為、理想は大切となるのだが、その際に意識したいのが、定量的にも定性的にも鮮明にしておくことだ。
これは、よくありがちで、「理想の店舗は、売上◯◯万円です」と定量的だけ捉えている人です。
定量的はとても鮮明にする視点なので大切なのですが、合わせて定性的にもその状態を捉えられているのかどうか?ということを求めたいものです。
それは、その定量的理想の状態を作り上げるには、必ず定性的な状態になっていなければ実現しないからです。
先程の「売上◯◯万円」という理想の店舗ならば、定性的には?

・朝礼で気持ちを高める内容の工夫がある
・皆が細かい箇所へのクリンリネスの拘りがある
・言葉使いが、親しき仲にも礼儀がある


この定性的状態も実現しないと、定量的理想の状態も達成出来ない。
そして、定性的理想の状態が鮮明でないと、現状とのギャップも生まれない。するとギャップに気づけないことから、定量的な理想の状態にも近付かないという構図である。
なので、定量的にも定性的にも理想の状態は大切にしたいものです。

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