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【ガーデニング】木はどこまで大きくなれるのか??

今日から最近読んだ植物学の本について書いていこうと思います。

前の記事で紹介しています。

小タイトルは木はどこまで大きくなれるのかはそのままです。

日本最古の歴史書の古事記にも巨木の伝説が記されています。

巨木はクスノキで、その陰は淡路島を覆い隠すほどだったそうです。

大きな木があるところには神社、寺が建てられますが見上げるほどの巨木にはそうそう出会うことはありません。一体、木はどこまで大きくなるのかは興味が沸くところです。

植物の体内にはストローがある

人間や動物は心臓というポンプがあり、血液を頭のてっぺんまで送ることができます。

背の高いキリンでも人間の2倍の血圧で血液を送っています。キリンの背の高さがせいぜい3mくらいです。心臓のポンプではとても木の高さまで押し上げることはできないようです。

一体木はどのようにして水を高いところまで引き上げているのでしょうか。

蒸散作用

植物の葉の裏には気孔がいくつもあります。この気孔から植物の体内の水分が水蒸気となって外へでていきます。水の蒸発、いわゆる蒸散です。

植物の体内では気孔から根までの水の流れはつながっていて、一本の水柱になっています。そのため蒸散によって水分が失われると、その分水を引き上げられます。ストローを吸うと水が上がってくる原理です。

この蒸散の力で引き上げられる高さは130m~140mと計算することができるそうです。植物の中で水は、一本の水柱となることで、見上げるくらいの高さまで蒸散の強い力により水が引き上げられます。

世界一高い木

現存する世界一高い木は米国カリフォルニア州のセコイアメスギで高さ115mになるとも言われています。ビルに例えると25階建てと同じ高さになります。

ちなみに世界一高い木はハイペリオンというレッドウッドという木の名前でなんと115.92メートル!

第二位がユーカリの一種のセンチュリオンで99.82メートル!

第三位がベイマツの一種でドーナー・ファーで樹齢500年以上で99.7メートル!

世界第一位はたいてい言えると思いますが樹木の一位は知りませんでした。。


本には理論上の限界として140mと書かれていました。

実際に淡路島を覆い隠すような巨木は理論上ありえないということになります。

想像を超えるほど大きくなる植物、まだまだ不思議なところがたくさんありますね。この本を読んでいくと少しは植物の不思議さも理解できるとより興味が沸いてきます。

(最後まで読んでいただきありがとうございました)



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