見出し画像

狼煙

▼くすぶる思い
 ヤングリーグの公式戦は4月から10月にかけて行われます。シーズンを大きく2つに分けると、前半戦はGWに3部リーグ交流戦・各世代のリーグ戦が行われ、その後に全国大会に向けての予選が行われます。予選を突破して全国大会に出場することが前半戦最大の目標となります。Reの予選が先陣を切って行われましたが、あえなく初戦敗退。3年生の分もと意気込んで挑んだJrの予選も、気持ちがから回りして初戦敗退。6月半ばで前半戦のモチベーションの源を失うことになります。新たな目標に向かってと気持ちを切り替えて日々の練習にとりくんでいましたが、ケガ人も続出してしまい、耐える時期が続いていました。

▼狼煙が上がる
 そんな中、本来6月に行われる予定であったJrの夢前大会への出場権をかけた試合が、天候の都合で延期され7/20(土)に行われました。夢前大会はタイガースカップの予選も兼ねた重要な大会で、これだけは取りこぼす訳にはいきません。1つしかない出場枠を争って3チームでリーグ戦、この日は3年生も応援に専念、選手・保護者・指導者、チーム全員で出場切符をつかみに行きます。

 2連勝が求められる1試合目は投打がかみあい快勝。気のゆるみは感じさせず次に向けてチーム全体に良い緊張感が生まれていたと思います。
 勝ったチームが出場権を獲得することとなる2試合目。初回に先制し、こちらの流れに持ち込みますが、相手チームの粘り強い攻撃にじわじわと差をつめられ、プレッシャーのかかった状況下で試合が展開していきます。この世代は数名の中心選手に頼る傾向が強かったのですが、この日の攻撃では下位打線からのチャンスメイクや気迫のこもった好走塁も見られ、どこからも得点の可能性を感じることが出来ました。守りではミスは出るものの、集中を切らすことなく一つひとつ丁寧にアウトを積み重ねていました。
 投手陣の粘りに打線が応え、たたみかけて何とか2試合目も勝つことができ、夢前大会への出場権を手にすることが出来ました。ベンチメンバーのサポート、苦しい場面での先輩の応援、すべての行動が同じところを目指す「チーム一丸」を体現できたこの時に、ここからチームが良い方向に転じる空気を感じずにいられませんでした。

▼攻めの後半戦に
 後半戦は大会ラッシュとなるのですが、皮切りとなるのが8月3日から行われる和歌山大会です。今年はRe、Jr、SJrの全学年でエントリーしています。この日の戦いで、少なからず良いイメージを持って挑めるのではないでしょうか。自分を信じ、仲間を信じ個々のベストパフォーマンスを見せてくれることを期待しています。各学年がそれぞれの会場で戦うことになりますが、全員で生み出したこの流れに乗って和歌山大会もチーム一丸で戦いましょう。

勝利を信じ共に進もう誇りを胸に

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?