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それぞれのGW

▼1年生 「スタート地点」

 5月3日・4日の2日間にわたり、1年生(sJr)の和歌山交流大会が実施されました。練習試合は何試合か体験していますが、初めての公式な試合。お互いに勝利を目指す真剣勝負の中で、選手達はどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです。
 初日は3チームでのリーグ戦、この日の成績によって2日目の決勝リーグに進めるかどうかが決まります。迎えた初戦、緊張もあるかと思いましたが、序盤から優勢な試合展開に持ち込めたことによって、のびのびと(何も考えず?)プレイ出来ていました。順調に得点を重ね、オープニングゲームは危なげなく勝利、続く2試合目も勢いそのままに勝利し、初日を2勝0敗で決勝リーグへの切符を手にしました。
 ホームグランドでのゲーム、序盤に勢いづいたため迷いや緊迫感がなかったことによって実力以上の結果が得られた(出てしまった)といったところ。苦戦も予想される2日目は、接戦になってから選手達がどのような対応をするかが見どころです。

▼1年生 「壁」

 2日目第1試合の対戦相手は、同じ和歌山奈良支部所属の和歌山打田ヤング、この先幾度となく対戦することになるチームです。すでに一度対戦したのですが、その時は大差(20点くらい取られた)で敗れています。
 序盤の展開次第ではワンサイドゲームに持って行かれる可能性もある中、初回に2失点。好守や粘りのある攻撃で何とかシーソーゲームに持ち込みリードを奪う場面もありましたが、最後は層の厚さを前に勝利することはできませんでした。
 気持ちを整える間もなく、2試合目が始まります。1試合目に続き先制される厳しい試合展開でしたが、中盤に試合をひっくり返し勝利することが出来ました。
 前日とは打って変わって厳しい試合内容でしたが、終始、雰囲気が沈むことなく、場面に応じて的確な声掛け(1年生としてはかなり良い内容の声掛けが出来ている)が出来ていました。ベンチプレイヤーの力もあって、厳しい場面を何度も乗り越えたことはこれからも継続し、この年代のチームカラーとして定着させていきたいものです。
 準優勝という結果を自信にしていきたい一方で、和歌山打田ヤングとの差も痛感した交流戦でした。

▼2年生 「過信」

 2年生(Jr)も1年生と同様に和歌山交流大会が実施されます。昨年は同大会で優勝という結果を残しており、今年も優勝という目標を掲げての参戦でしたが、初戦で4-13の大敗。くるった歯車はかみ合うことのないまま13失点、おまけに攻撃では反撃に転じたい場面でトリプルプレイ。目も当てられない試合内容でこのまま終わるかと思いましたが、この試合の中で転換点を迎えました。

▼2年生 「転換点」

 0-13で迎えた5回裏の攻撃、野球を知っている人なら勝つ確率が極めて低いことは分かります。しかし、「絶対あきらめるな」と声をかけ合い、二死からつないで4点得点。(野球を知らないんでしょうね)負けはしましたが「出塁」「つなぎ」の思いが伝わるそれぞれの打席には大きな価値を感じました。この得点差からでも、最後まで諦めることなくプレイし続けたその姿勢は素直に褒めてあげたいと思います。
 その後は、自分達の姿を取り戻して、初日の2試合目を勝利。初戦の大量失点が響いて決勝リーグに進むことはできませんでしたが、2日目の2試合も2勝で締めくくりました。その合間にも「あの打席を思い出せ」という声もとんでおり、インパクトに残る試合ほど収穫があるものだなと改めて思いました。今後、試合中何かがくるい始めたときに修正する方法を一つに手にしたと思えば一敗の意味はあったのでしょう。(大敗に無理やり意味を持たせている・・・)


 

▼目的地-現在地=応援シロ

 1年生は準優勝と言えど、和歌山・奈良のライバルチームとの差を思い知らされました。この先、全国大会に出場したければそのライバル達に勝てるチームにならなければなりません。同世代に強いライバルがいることに感謝してともに成長していきたいものです。
 2年生において「全国ベスト8」という目標を口にするにはあまりにも不甲斐ない結果でしたが、皆、本気でそこを目指していると思います。また、そこに辿りつくことが出来る選手達だと信じています。本気で挑む姿を見せてください。
 健闘を見せたと言える1年生、自分達の現在地を思い知らされた2年生、いずれにしても、各学年、この1年の序章が始まったばかりです。どのようなストーリーを見せてくれるのか楽しみですね。
 応援シロたっぷりのチームということで、今後とも応援よろしくお願いします。


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