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和歌山ホークス第38期生入団式

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 思い起こせば数年前は野球が出来る人数を揃えるのに一苦労でした。1学年で9人以上揃う世代は本当に珍しく、同級生が1人や2人だけという世代もありました。「厳しい」という変わることの無いホークスのイメージは決して間違っておらず、今もそう認識されていると思うのですが、卒団していった選手や保護者の皆さんが「厳しいけれど・・・」「厳しいからこそ・・・」というプラスのイメージに変えていってくれたように思います。
 そのおかげもありまして、今年度は16名の新入団生と1名の転入生を迎え入れ、総勢41名(過去最多)で2024年度をスタートさせることが出来ました。

▼「当たり前」の基準を上げる
 入団式では、新入団生から意気込みが語られます。はっきりと比べるとできませんが、今までの選手達より全員がしっかりと言葉を発していたように感じました。一方で真面目過ぎる印象も受けましたが、おそらくここからだんだんと個性が爆発していくことでしょう。
 ある選手からは「全国大会へ行きたい」という目標も語られました。先輩達が築いてきた実績が新入団生の視野を広げ、求める基準や掲げる目標が自然と高くなっていることは喜ばしい子です。一方で責任の重さも感じるのですが、その目標に応じて、練習の内容・振る舞い・心の持ち様など、様々な事のレベルを上げていきたいものです。

▼全員に最高の経験を
 ちなみに成長のタイミングが著しく異なるこの年代において、入団時の体格は本当に様々です。そんな中、今年の入団生の中で、現時点で一番小柄な堂前が挨拶で言っていたフレーズが頭に残りました。
「ホークスに入って良かったと言えるように頑張りたい」
 身体が変化するタイミングは努力で何とかなるものでは無いですし、全員に対して均等にプレイ時間が保証されている訳でもありませんが、一人ひとりの成長を信じて焦らず寄り添っていこうと思います。もしかしたら3年間では思うような結果が得られないこともあるかも知れませんが、その先の人生を豊かにできる力をつけられるよう指導を心がけます。
 社会に出てたくさんの経験をして、大人になったときに「ホークスに入って良かった」と言ってもらえたら最高です。

▼何事も全力で
 多くの先輩達が語っていたように、辛いこともおそらくたくさんあります。楽しいときや上手くいっている時だけでなく、そんなときにこそ、バカみたいに前を向いて頑張れるようになって欲しいです。いろんなことを乗り越えるためにはエネルギーが必要です。誰かが苦しんでいるときは、バカみたいな元気や言葉がエネルギーを与えることもあれば、自分自身が苦しいときには周りからエネルギーをもらうこともあります。
監督から語られたホークスのモットー「どんなことにも全力で取り組む」を胸に、ひたむきにがむしゃらに純粋に野球と向き合い、最高のチームにしていきましょう!




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