<経営者の矜持>

(はじめに)
月水金でアップすると宣言したにもかかわらず、その約束が守られていないことを若手メンバーから指摘されました。
書いてはあったものの、思うところがありアップするのを躊躇っていました。

これじゃいかん、と自戒するとともに、言いにくいこともきっちり指摘してくれるメンバーに感謝しています。
(この部分だけ今日書き換えました)

意志力革命

(経営者の矜持)
コロナ禍の中であらゆる企業が瀕死とまで言わないまでも、その予兆を感じさせるような、これまでの「○○不況・ショック」とは全く別次元の困難に直面しています。

僕が経営に関与している会社もみな同じ状況です。

それらの会社の取締役会・経営会議に参加していると、そこでの「トップの発言・姿勢」にいわゆる「経営者の矜持」を垣間見ることができます。

■意思決定力とそのベースになる信念■
(エピソード1)
外国人社長が経営しているセールスプロモーション・マーケティング会社では、「社員の健康第一 ⇒ 全員在宅」を素早く決定しました。
加えて「Key Points for Working @Home」というメッセージを社長自らが作成し全社員に配信していました。
「在宅ワーク!!」の号令をかけること自体は皆やっていることですが、きめ細かく「働き方」にまで言及して指示を出す姿勢は本当に素晴らしいと感じました。(一番不安なのは社員ですから)
さらには、金融機関・区役所・税務署にいち早く連絡を取り、緊急融資対策に向けて動いていました。
日本人でもわかりづらい文書とにらめっこしながら、必死で動いています。
彼のサポートをしながら思うことは、彼が経営者として「社員の健康+雇用の絶対確保」を経営の第一義においていることがよくわかります。

そのスピード感と行動力はまさに「Pride as CEO」に根差していると感じます。

(エピソード2)
採用・人材関連事業のベンチャー企業では、先行きの採用市場の不透明感により危機感が増しています。
役員会でも「経費カット」が当然のように議論される中で、トップの方の発言に驚きました。

「むやみに業者さんに『支払い遅延依頼』をするな。みんな同じ状況なんだ。僕らが支払いを遅らせれば、結果としてその会社・社員が困ることになるだろう。踏ん張れるところは、踏ん張らなければいけない。自分たちの足で立とう!!」
 
経理担当の役員がその言葉を聞いてどう感じたかまではわかりません。(苦虫を噛み潰したような・・・・感じでしょうか)
ただ、このトップの考え方や生き方、経営の軸のようなものを、その一言の指示から、はっきり理解したのではないかと思いました。

それ以外にも、ここ数日で経営者が「決断」をする場面をたくさん見ました。経営は小さな決断の積み重ねでもあります。それがあるから大きな決断もできるようになるのですから。

「僕なら?」を自問しながら、今も考えています。

「決断できるトップの矜持」
決めることができるのは信念と覚悟があるから。経営における絶対軸がはっきりしているからだと確信しました。

日々刻々と事態は変化し、「様子を見る」ことも選択可能な状況下での「決断」。
その「決断」が正解か不正解かは結果でしかわかりません。不正解であった時の責任を背負う覚悟が経営者を強く・孤高にしていくのだとも思います。

経営者/トップのすべきことは、「決断し、決断を正解に導く実行力」であると改め感じています。

これからも、トリニータマーケティングは自信と誇りをもって、新しいチャレンジを続けます。

経営は実行


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