ブタペストに来たら急に変わったこと・・・・
観光地は知っていても、その国のことは知らないな・・・
そもそもブタペストってどこの国？どこにあるんだっけ？
きれいな観光地の写真や映像は何度も目にしたことがあるものの、実際にどこにあるの？って聞かれて正確に地図上で示せる人って少ないのではないでしょうか。恥ずかしながら僕は、今回ガイドブックを見ながら初めて「あれ？ハンガリーって、クロアチアとかスロベニアの上（北）にあるんだ！！」とか、スロベニアはイタリアに隣接しているんだとか、もっと細かく見ると、ハンガリーの右上隅（この書き方が幼稚ですが）ウクライナとつながっているとか、知らないことだらけで笑ってしまうほどでした。
今回、プラハ・ウィーン・ブタペストと周ってきましたが、何も知らずに綺麗だな・歴史を感じるなとか暢気にいた自分を感じます。
実は、ブタペストに来て急に周りの景色・空気が変わり、そんなことを感じ始めたのだと思います。
何となく貧しい、さびれて汚い感じ
こんな見出しで書いたら怒られそうですが、僕たちが写真で見る建物・夜景とは違う景色・街並み・空気がそこにはありました。
基本的に、写真は「きれいなとこ」しか撮っていないので、その差を上手く伝えるのが難しいのですが、個人的な感覚で最初に思ったのは1986年に初めてアメリカ・シカゴの街並みを見たときに感じた「汚さ・寒々しい感じ」と似たような感覚でした。（今のアメリカはわかりませんが、少なくとも80年代半ばのシカゴ・デトロイトといった地域は、想像していたアメリカとは全く違うものでした。スラムっぽい感じもしたし、何より怖い感じがしたのを覚えています。）
観光客が違う気がする・・・・
プラハやウィーンにいる時にはほとんど見かけなかった中国人をはじめとするアジア人が急に増えました。（団体ツアーも見かけました）
アジア以外からの人においても、明らかに顔立ち・背格好・服装などが多様化していて、なんでここまで急に変わるのだろうと感じました。
（すみません、僕は結構人種・肌の色・話している言葉などに関心があり聞き耳を立てたり、人間ウォッチングしたりします。そこで感じるものが思考に大きな影響を与える傾向にあります。決してレイシズムなわけではないです。ただ、違いや・その理由に関心があるだけです。ご理解ください。）
これって、絶対に政治や経済と関係があるはずだと思いました。
昔は共産圏の国ですし・・・・
経済力ってどんな感じなんだっけ？
本当に何も知らないです。ハンガリーの経済力ってどれくらい？
とりあえずこれ：
■外務省のハンガリー基礎データ：
ハンガリー基礎データ｜外務省 (mofa.go.jp)
■JETOROのハンガリーデータ：（同じか…笑）
概況・基本統計 | ハンガリー - 欧州 - 国・地域別に見る - ジェトロ (jetro.go.jp)
現在の一人当たりのGDPでいうと世界50位台ですから、日本よりは下にいます。
でも2021年の経済成長率は7％／年です。
EUの恩恵を受けている国の一つには間違いがないのでしょうが、この先の成長はどうなんでしょうか？
ヨーロッパに限りませんが、私たちが観光地としてみている国の中に数多くの「破綻寸前国」がいくつかあります。その国々に共通の特徴があるような気がします。（ギリシャやイタリアなどに行かれたことのある方はわかると思います。）
この国はどうなっていくのでしょうか？
でも、世界最高に素晴らしい夜景がそこにある
でも、圧倒的に素晴らしい景色・夜景があります。
この両極端が何を意味するのかはよく分かりません。
ただ、何となく感じるのは日本もいずれ「貧しさと美しさ」が同居する国になるのではないかという思いです。
日本の人口は減ります。
働く人々の生産性もどんどん下がっています。
さらに、海外に出ようという若者の数はアジア諸国の比ではないほどに激減しています。
私たちが過ごしてきた、恩恵に預かってきた豊かな国はそう遠くない未来で終わるのではないかと最近特に強烈に思います。
こんな予測データもありました。
【2021年】世界幸福度ランキング 日本の順位とその理由は？ | ELEMINIST（エレミニスト）
僕が何をできるわけでもないですが、こういうデータを見て何を感じ、何をするかが大事なのだと思います。
北朝鮮がミサイルを？
このnote書きながら「NHKワールド」というニュースを見ていたら、北朝鮮がミサイルを発射して、Jアラートが出た・・・
ビックリしましたが、それも世界の中でいえばごく日常にあることなのかもしれません。現にロシアとウクライナは闘っていますし、世界各地で武力紛争に巻き込まれている国は決して少なくありません。
お亡くなりになった安倍元首相の言葉に「地球儀を俯瞰して」というのがありました。
安倍さん政治の功罪は議論するつもりはありません。
ただ、この「地球儀を俯瞰する」という言葉はとても好きです。
視野を広く・遠くから眺めるように、世の中を見ることのできる人間でいたいと思います。
残り僅か、色々感じて日本に戻りたいと思います。
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