8月末で退職しました。

いい機会なので、note作ってみました。8月末に1年半勤めた会社を辞めたので、憧れの(?)転職エントリーとかいうやつを書きます。ここから怒涛の自分語りが始まります。

職歴

1社目は、新卒で入ったSIerに4年弱勤めました。技術をやる機会は少なく、Excelでドキュメントを作り、システムが分からないおじさん達に一生懸命説明しては「君たち生産性低いね」と罵られる仕事をしておりました。

もっと技術がやりたいと思い、転職をした2社目(今回退職する会社)では、某ソフトウェア会社の社内SEをちょーど1年半やりました。
社内SEって保守とかサポート業務が多いイメージでしたが、システムの新規構築案件もたくさんあり、バリバリコーディングやってました。主にLaravel + VueでSPAを作っておりました。

2社目の仕事内容について、もう少し詳しく

社内SEなので、社内の人たちがお客さんとなって受託業務をしている感じでした。アジャイル開発で、とにかくコーディングをしている時間が長かったです。
私は前職で全く技術…というかコーディングをやってこなかったので、ホントに技術力皆無の状態で入社したわけで、Ajaxとかも入社してから知ったくらいのヒヨコだったのです。そう、わたし1年半前までAjax知らなかったんかーって思うと何だか感慨深いなぁと。前職(SIer)4年弱働きましたが、この1年半の方が成長実感は100万倍くらいあります。
部署はまぁまぁ自由に技術が使える環境で、技術スキーな人がたくさんいたので、色んなことを教えてもらいめちゃくちゃ勉強させてもらいました。DDDとかやれたのはすごくいい経験だったなーと思ってます(あんまりちゃんとできてなかったけど、そこも含めて)。転職することにはなってしまったけど、本当に入って良かったです。

あと、この1年半、1分たりとも残業をしませんでした。これは本当にありがたい。まぁ社内SEなので納期の調整が容易なのが大きいです。
残業が無いことでプライベートタイムも充実していましたし、何より生活リズムが安定して心身共に健康です。SIerでは夜勤があったり深夜にバグ対応で呼び出されたりしていたので、人間らしい生活を取り戻せたことが大きな変化でした。

…とまぁ、なんかいいことばかりで悪いことがなかったかのような書きっぷりですが、もちろん転職するからには嫌な部分もあったわけで、ここから転職理由で書いていきます。


転職理由

社風が合わなかった

色々な理由がありますが、全てはこの一言に尽きるのかな、と思ってます。いわゆる「体育会系」な文化で、まぁスーパー自由人(じゆんちゅ)の私にはこの「固い組織」「古い体質」が合わなかったんです。

ひつとは典型的なトップダウン(というか社長のワンマン)、上層への忖度が激しいところ。これは自分の実感としても、周りを俯瞰しても感じることでした。社内SEは売り上げを生み出さないスタッフ部門…だからなのかは分からないけど、どうしてもユーザーの言われるがままになる場面が多くありました。社長の一声でスケジュールが乱されることなんて日常。風通しの良い社風と語っているようですが、上の人にはみんな意見しないので、風通し良いと感じたことはないです。アウトオブコントロールな部分が多く、昔ながらの年功序列で私は面白くなかったです。

ひとつは朝にラジオ体操と社訓の唱和をするところ。あと社歌が流れる。ここ、IT企業だせ?会社が好きであることをすごく求められるところでした。

ひとつは女性活躍推進とうたうあまり女性女性とうるさかったところ。なんていうか、うまく言えないけど、性別を必要以上に強調されたって気分は良くないし、女性の部分を評価されたって嬉しくない。むしろそうやって性別を意識することが差別につながるんじゃないかって思ってます。

ひとつはオフィス環境が悪かったところ。まぁビル自体も古いので仕方ない部分はあるんですけど。入社初日入った瞬間から、フロアの空気悪いなとは感じました。で、私たちの部署は喫煙室に近いところに席がありまして、余計に空気が悪い。そもそも勤務するフロアに喫煙室があることが信じられない。この点については体調不良を訴える人が出てきたこともあり、席替えをしたりと改善の姿勢はありました。
あと、東日本大震災の時から節電で電気を半分消しているらしく、ブラインドも全閉めなので非常にフロアが暗いのです。近年、働き方改革なんていって勤務制度に対する改善は積極的にやっていたりするんですけど、オフィス環境を考えることも働き方改革につながると思うんですよね。そういう意味で、大して心地のいいオフィス環境では無かったですし特に改革の兆しも無かったので、長く働けるところではないと感じました。

…などなど。細かいこと挙げだしたらざっくざっく出てきますのでこの辺りで。
断っておくと、別に悪い文化だとは思わないです。古かろうが新しかろうが、組織が良いと思った信念を貫いて大きな会社を形成しているんだから、そういう文化がいい働きをしている一面もあるんだと思います。ただ私が合わなかったから私から離れた、それだけです。

尊敬できる人がいなかった

これも結局文化なんだと思うのですが。上に書いた通り、忖度する人や言いたいことを言わない人が多くて、ぶっちゃけ面白い人がいなかったのも大きな理由です。まぁ…悪い人たちではなかったです。が、面白味は無かったですし、これからも一緒に仕事していきたいとは思えませんでした。人間関係って大事だなーと実感。

普通の社会人ができなかった

朝の9時から朝礼をして夕方定時に終礼をするという、これまた軍隊みたいな文化があったんですけど、だんだん「何で朝の9時に会社にいなければいけないんだろう」と考えるようになりまして。スーパー自由人(じゆんちゅ)なので時間や上下関係に縛られることがスーパー嫌いなのですが、どうやらサラリーマンというものは「朝9時に会社にいること」が評価されるようで、私サラリーマン向いてないやと気付き始めたのです(なので、転職ではなくフリーランスになることも一瞬考えました)。毎朝通勤をして、決められた時間に会社に行くことが日々苦痛でした。
時間に縛られることを苦にせず、柔軟に対応して「普通の社会人」できる人が羨ましいです。皮肉ではなく、普通に社会人できればもっと会社の選択肢も広がるし、なれるものならなりたい。
サラリーマンが向いていないと気づき、じゃあ自分はどんな働き方がしたいんだろうか、どんな働き方があるんだろうかと考え始めたのが、転職を考えるキッカケになったのかなぁと思います。

多分、自分自身も変わった

なんか愚痴に近い転職理由をつらつら書いてしまいましたが笑、この1年半で私自身の考え方も変わったなぁと思います。
はじめの転職では、とにかく仕事内容を変えて残業と夜勤の多い劣悪な環境を脱したいと、嫌な部分を排除することばかり考えていました。この環境から抜けられればどこでもやっていけると思っていたのです。けど実際には、ラジオ体操は悪じゃないのに、私には続けられなかった。劣悪じゃなければ何でもOKって思っていたけれど、自分が心地よく働ける環境ってのも大事なんだと気付いたのです。やりたくないことを避けるやり方ではなく、もっと自分がどうしたいのかという積極的な視点で物事を考えるように変わったと思います。まぁやりたいこととやりたくないことって表裏一体だと思いますけどね。
なので、前回の転職が嫌なものを排除するという後向きな転職だったのに対し、今回はより自分のパフォーマンスが発揮される環境で成長したいきたい、という前向きな転職だったと思っています。

以上、転職理由。


次の会社について

長くなりそうなので詳細は別で書くかもしれませんが、まぁ、社風重視で選びました。笑
結局サラリーマンは続けるのですが、とても自由のある会社だと思ってます。
一度転職を経験するとハードルが下がるというのはよく聞く話でしたが、実際その通りだと思います。最初の転職の時はホントにスキルが皆無だったので、転職したくても自信がない状態で、転職したいと思ってから行動に移すまでかなり時間がかかりました。今回の転職では、スキルが十分ついたとまでは言えないけれど、今後自分で勉強していける自信が付いたタイミングで転職を決意しました。よく「スキルが身に付いてから」といって先延ばしにする人いますけど、人間は欲求が上がっていく生き物なので、多分その「スキルが身に付いた」状態って一生やって来ないんですよね。これができたらOKっていう明確な目標があるならそれは良いと思います。でも、漠然と、スキル付いた状態を目指したいって思っても学べば学ぶほど知らないことが増えていくもので、でも知らないことを今後学んでいく術があるならどこでもやっていけるんじゃないかなと思うのです。いわば、勉強の仕方は身に付いた、と言えれば自信を持っていいのかなと思います。
まぁそういうタイミングで、ご縁があっていい会社を見つけられたのでラッキーだったなと思います。私は特に作りたいものとかないので、プログラミングができて自由と裁量のある環境がいいなと思って決めました。今度は長く働けるといいな。

以上ぉ。


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