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まんべんなく・・・なんてポイしたっていい

News Picksの年間契約をしたのをきっかけに、最近、対談動画をよく見ている。その中でもちょっと気になったテーマ「海外大学VS国内大学どちらを選ぶべき」です。

契約しないと動画は見れないのですが、7日間無料を利用してみてもらうのもいいかも。そこまでしなくてもいいかなっていう方に少しだけネタバレ。まぁどちらかというと私の意見の方が多めになると思いますが、よければご覧ください。

まず最初に、この動画は、タイトル通りのことだけを話しているものではないということです。現状の海外大学と国内大学の比較はしているものの、それよりももっと前の段階。そもそもなぜ大学に行くのか、というところを考える内容がぎっしり詰まっていました。

対談は、元・文部科学副大臣の鈴木寛さんと元・ハーバード大学准教授の柳沢幸雄さん。どちらも存じ上げていなかったのですが、お話の内容がとてもわかりやすく、国内VS海外の討論になると思って作った討論会が実は二人とも同じ方向を見ていて討論というよりも、より強固なエビデンスを元に、日本の教育はこうあるべき、と強く主張するTEDのような対談でした。

私がこの対談の中で最も感銘を受けたのは、「まんべんなく学業ができてもAIが台頭してきた今の世の中で暗記や計算は全てやってくれる。そんな中でどうやって自分をアピールしていけるか、そこをどうやって伸ばしていったらいいかを考える必要がある。そのために日本の中学高校段階での教育は、5教科7科目まんべんなくできる、ではなくどこか尖ってそこを強みに飯を食っていければいい」という柳沢さんの言葉でした。

ここ数年で増えてきた大学入試方法の1つ、総合型選抜はまさにその第一歩と言える。今までどんなことを思考して行動してきたかをアピールすることで大学に入ってどんな学びを追求したいかを伝える新しい入試方法です。今の保護者世代にはなかった方法のため、「よくわからないけどそんなのは自分の力で合格したとは言えない」と考えている方がまだまだ多いです。しかし、まんべんなく平均的になんでもできることが受験合格には必須である、という考え方はそろそろアップデートした方がいいです。

まんべんなくできるということは、与えられた課題をこなす力が強いということ、つまり、思考力は格段に弱まります。今の世の中、ある程度のことはAIができるようになりつつあり、人間である以上、思考することを怠っていたら完全に生き残れなくなります。

そういう大人になってもらいたいのであれば、今のままでいいと思いますが、子供が望む未来は本当にそうなのでしょうか?

子供の未来を大人が決めつけていませんか?

飛び抜けてできることがある、ことは可能性の塊で、そこを伸ばすためにどうしたらいいかを共に考えてあげることはぜひやってください。でも、子供を追い越して誘導することはダメです。なぜなら、その道は、大人が知っている安全だと思い込んでいる道だからです。今の時代にあっていない安全を求めて導くことは、崖に向かって歩いている可能性もあるということを自覚してください。

子供が自分で考えるまで、待ってあげましょう。必要な時にサポートができる体制だけ整えておきましょう。

これが保護者のできる最大のことです。

他にももっといろんな話をしていたのですが、やっぱりここが一番私の中で感情が動いた場面でした。まだまだ、日本の教育は変わらないかもしれない。だからと言って子供たちに「仕方ないから我慢してね」なんて言いたくない。そのために、理解できる大人が増えていくことを心の底から切望しています。

M-Fluffy English-では、お子様の進学についての保護者の方の悩みをしっかり受け止め、今できる最大のサポート方法をお伝えしています。保護者の方の不安は計り知れないことを私自身も経験しているのでよくわかっています。だからこそ、保護者の方のお話を私に向けてもらうことで、少しでも不安を取り除けたらと思っています。

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