成田悠輔 オノ・ヨーコと大西巨人
人生で一番本を読んでいたのは、10代の頃です。中学の途中からあまり授業に現れない半不登校児だったのですが、代わりに図書館でよく時間を潰していました。平日真っ昼間の図書館は人が少なくて、本が音を吸収しているからなのか、都心にあっても静寂が支配する空間なんです。授業の代わりに図書館に行っては通路に寝転んで本を眺め、眠くなったらそのまま寝ていました。私にとって読書は昼寝と表裏一体です。
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