韓国のMZ世代が見る日本 李昌玟
2004年、私は初めて日本を訪れた。その頃、NHKで韓国ドラマ『冬のソナタ』が放送されていたが、主人公たちが日本語を話す(吹き替え)シーンに違和感を覚えつつも、不思議な安堵感を抱いた。公共放送で韓国ドラマを放送するほどならば、少なくとも街で「朝鮮人」と呼ばれて暴力を振るわれることはないだろうと思ったのだ。
ここから先は
1,576字
/
1画像
noteで展開する「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。同じ記事は、新サービス「文藝春秋 電子版」でお読みいただけます。新規登録なら「月あたり450円」から。詳しくはこちら→ https://bunshun.jp/bungeishunju
文藝春秋digital
¥900 / 月
月刊誌『文藝春秋』の特集記事を中心に配信。月額900円。(「文藝春秋digital」は2023年5月末に終了します。今後は、新規登録なら「…