マンスプレイニングmansplainingから

男が女に説明してわからせようとすること。
これは #poplifethepodcast #80 ~#82で知った言葉。

https://open.spotify.com/episode/0agP2MAXSsegJ4t7UP3Q4X?si=jD4BwK9PTOWDFxlOqswN7g

で述べられている。

これを聞いて、あれ?
俺が昨日、妹にしたことと似てない?
いや、妹に今までめっちゃしてきたことなんじゃないか。
と思った。

 デジタル、SNS、ラジオをしていて、大学院までいき、勉強している俺を妹は普通の人間として扱ってくれる。もちろんそうだろう。
 学歴、ラジオパーソナリティなんて視点は毛頭ない。彼女の中にあるのは、ただの兄という存在なのだと思う。

 昨日、私のバイト先の同僚で、パソコンや情報化社会の波に乗れていない60代男性の話になった。俺は、電子化した給料明細書のページの表示方法を聞かれた。既に作られているアカウントでログインする必要があるものだった。その男性は手元に、店長からもらったという給与を確認するための「トリセツ」を持っていた。

 私はそのトリセツに沿って、説明をしたが、初期パスワードが生年月日で設定されており、初回ログイン後、新たなパスワードを設定する。このことがうまく理解できなかったようだ。
 2度ほど、この点を聞かれたが、うまく理解してもらえなかった。口下手だったのかもしれない。

この話を妹にした。
そして、私は「情報化社会の波についていけない人は生きていけない」と発言した。
 妹はこれに対して、そんな情報化社会なんてついていかなくても生きていけるよ、と言った。

 俺の発言の「生きていけない」というのは、生活する上で知らない情報があると、不利益を被る可能性があることを表現したかった。

 ただ、妹は情報化社会に対応できない人にも道は用意されていると言った。確かに俺もそれには同意であった。

 ただ、ただ政府や世間が作り出す「簡易的に効率的に作業を終わらせていこう!」という流れの中、電子決済・マイナンバーカードが生み出されてきている。  

 これについて、利用する私は、確かに素早い行動につながり、便利だと実感することが多い。最近は特にモバイルSuicaは便利だ。

 そういう点で、情報化社会についていけない人は時間的な損失を生んでしまっていると思う。


 ただここで、見直しておかないといけないと思ったのは、本当に、「簡易的・効率的な業務」こそが最も価値の高いことなのだろうか。
 ビジネスだけで価値の高い思考法なのではないかと感じた。

 私は費用対効果を求めて暮らすことが多い。いわゆるコスパが高いことをしたがっている。ほぼ無意識的にそう動いている。ただ、ここでもう一度言うが、妹を含め、簡易的・効率的な生活を求めていない可能性があるのではないか、と考え直さなければいけない。

 妹に情報化の波にのれていない人との会話から「情報化がいかに便利か」を説こうとした私が逆にそもそもの根底を揺さぶられた。

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