見出し画像

教科書デジタル化を議論する上で忘れずにいたいこと

平井卓也デジタル改革担当大臣がぶち上げてくれまして、子どものランドセルの重さをなんとかしてあげたいと願う父親として諸手を挙げて喜んでいるわけです。

しかし、教科書をタブレットなりの端末で見るとなると、当然視力への影響など、心配な要素が出てきます。それについても議論はされていくものと思いますが、紙の教科書を使っていたって視力への負担はかかっているわけで、「今のままでは、次の時代に中心となって活躍する人材を育てるのは難しい。早くデジタル化を進めたい」という考えが関係閣僚で理解・共有されれば、自ずと答えは出るものと思います。

でだ。

教科書のデジタル化といういうと、一般的には電子書籍のようなものを連想すると思います。もっと単純化すれば、今使っている教科書をScanSnapでPDFにしたもの、というイメージ。

でもその教科書、自分で使うとして、使いやすいイメージはありますか?パラパラ漫画すら書けないのに使っていて楽しいわけがない。

そうではなくて、タブレット上で動作するアプリだと思えば、もっとワクワクしてきます。教科書の中の写真が動画に置き換わる。グラフに仮の数字を入れて変形させられる。家庭科の教科書にもこみち登場。ノルマンディー上陸作戦の解説にプライベートライアンを使用。

まあこんなのは素人の妄想ですが。

教科書を作っている人たちは、紙という媒体と、全体の分量からくるページ数制限のために、自分たちの作りたい教科書を全然作れていないと思うのです。その制限という枠を、デジタル化は少し緩くしてくれる。

時間はかかるかもしれませんが、喜んでアイデアを詰め込んでくれるものと思います。

子どもたちが、家に帰ってからも開くたくなる教科書。自然と予習をしてしまう教科書。

紙の教科書だと、大体どれくらいの厚みのところに何が書いてあったとか、振り返りやすいように折り目をつけたとか、そうした物理的な事象に合わせて中身を記憶するという技がありましたが、そうした、長く持ってもせいぜい学年末試験ぐらいまでしか持たない技に頼らずとも、ちゃんと頭に留まる工夫のされた教科書が、きっと出来上がると思います。

普段見ているWebページだって、工夫されているページの中身は、結構覚えているものです。

私のnoteは全然記憶に止まらないと思いますが…

私は教科書のデジタル化に賛成です。ランドセルが軽くなるだけでもメリットがあります。荷物が減ればランドセルじゃなくても良くなりますから、ランドセルを買うお金が助かります。代わりにリュックなんかを買ったとしても、ランドセルとの差額で、タブレット、買えちゃいますよ?

——————————

基本的に毎日noteを書いてます。
何か共感できる内容がありましたら、ぜひSNSでシェアしてください。喜びます。
はてなブログで毎日「書き続ける!住職の平常心日記」を書いてます。
Bloggerでブログ「もばいる坊主」も書いてます。趣味的な内容ですが、一度覗いてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?