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非Web系ITエンジニアがWebリテラシー検定に挑戦した話

Webリテラシー検定ってどんな検定?

詳しくは上記の公式サイトの情報を見ていただければと思いますが、簡単にいうと『Webの運用にまつわる標準的かつ必須な知識を身に着けているか』を試される検定です。

Webの歴史から市場やビジネスモデル、プロジェクトのマネジメントや企画・設計、デザイン、制作、そしてWebマーケティングの手法といった幅広い範囲の基礎知識が問われます。

なぜWebリテラシー検定に挑戦したのか

転職したばかりということもあり、まずはその会社で業務するのに最低限必要な知識のラインを知るうえでも、難易度が低めなところから順番に挑戦していこうと思い、Webリテラシー検定を選びました。

実はあまり試験の詳細を見ずに取得目標に定めてしまったのですが、いざ勉強を始める際に試験範囲を確認したところ、システム運用やサーバ構築といった経験で得た知識も活かせそうな部分があり、ひと安心でした。

これまでWeb制作系やマーケティング系の実務経験は無かったのですが、以下のような経験のおかげで、私が新しく学んだ部分は試験範囲の3分の1くらいになったと思います。

  • HTML/CSS/Javascript/PHP/Pythonの読み書きができる

  • Webサーバの構築も経験がある(LAMP環境)

  • ITILを取ったことがあるのでプロジェクト管理は大体イメージがつく

  • IT業界に長年居ると自分で使ったことないものでも、なんだかんだ用語だけでも知ってたりする

学習教材について

公式で紹介されている学習方法としては、公式テキストと問題集での学習を推奨されています。
また、Web検定(ウェブケン)の公式YouTubeチャンネルで、公式テキストを用いた解説動画が公開されているので、こちらの視聴もおススメです。

私の場合、前述の通り知っている部分が多かったこともあり、公式テキストは購入しませんでした。
解説動画と、無料で公開されている第7章PDFと問題集サンプルPDFを学習教材として、主に用語と意味をノートにまとめる方法で学習をし、学習期間は約3日で完了しました。

もしWeb業界のことにまだ詳しくない初学者の方であれば、公式テキストと問題集を購入のうえ、解説動画も視聴して学習することをお勧めします。
公式テキストの内容から満遍なく出題されますし、公式テキスト内の図を用いた問題も出力されたので、しっかり頭にいれてから挑戦してみてください。

いざ受験

試験当日はテストセンターで受験をしました。
直前まで自分でまとめたノートを振り返り、用語と意味を頭に叩き込み、いざ試験開始です。

試験は選択肢から選んで回答する形式なのですが、正しいものを選ぶ、誤っているものを選ぶ、が結構紛らわしいので慎重に問題と選択肢を見て回答していきました。
解説動画では触れていなかった箇所については勉強が足りず、数問回答できないものがありましたが、8~9割程度は学習した内容から自信をもって回答ができ、手ごたえは十分ありました。

無事合格

合格ラインは正解率70%以上となっており、今回は91.7%で危なげなく合格することが出来ました!

受験してみた感想

前述のとおり、元々知っている知識も多かったのですが、体系的に学習してきたものではなかったので、今回Webリテラシー検定に向けた勉強をする過程で自分の知識が整理され、マーケティングなどの新しい知識も得ることができ、とても自分のためになったと思います。

もちろんWebやマーケティングに関するお仕事をするにはもっと高度な知識が必要にはなりますが、Webリテラシー検定の学習範囲で基礎部分を身に着けるとはできるので、あとは自分でそれぞれの知識を深堀りしていけばいいと思います。

私の個人的な意見ですが、Web業界に新卒や転職で就く方の入門としての受験にもよいし、中堅社員が知識の整理のために受験するのにもよい試験だと思いましたので、ご興味がおありの方はぜひ気軽に挑戦してみてください。

余談

試験名はWebリテラシー検定で、資格名はWebアソシエイトになります。
Web検の他の資格は、試験名と資格名が一致しているのになぜ・・・。