Hey that's no way to say goodbye, by Leonard Cohen

ウィーン大学へ留学し、初めての授業。
百人入れる講堂での講義で、前から二番目先生の目の前に座っていた僕、その隣に座り話しかけてきてくれた子がいた。彼女はトルコ人で、ウィーン初心者の僕らはたちまち友だちになった。
始めの半年は毎日のように会い、授業のあともオペラやパーティー、寿司屋に一緒に行った。けれど、ニ学期が始まると会うことが少なくなり、留学して一年が経つ頃にはほとんど会うことはなくなっていた。
そんな彼女がFacebookに載せていた、Leonard Cohenの『Hey, that's no way to say goodbye』が好きだという情報。
単純な僕はすぐにこの曲が好きになり、毎日のように歌うようになった。
ある日、当時結婚したての教会の友だちが家に招いてくれたことがあって、「普段どんな曲を聴くんだ?」って聞かれた時に、Leonard Cohenとか好きだよっ、って言ったら意気投合できて、調子に乗った僕は、少し前までウィーンにはLeonard Cohenのライブの広告が溢れていたので、ライブも行ったと嘘ぶいた。
ちなみに、グライスドルフでお世話になった家族のパパが、Leonard Cohenが他界した時に、Facebookで「偉大な人を亡くした」と書いていたので、Likeしたのを覚えている。
息子のAdam CohenがSerena Ryderと一緒にライブで歌ってるバージョンも良い。

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