私が歩んだ道
私は看護師として老人ホームや障害者グループ
ホームに勤務してきました。
急性期の看護師さんからみると、そんなので
看護師きどってるなよと思われるかもしれませんが、これも看護師の仕事なんです。
私は仕事中、バイクで事故に遭い足が不自由になりました。5年間治ると医師に言われリハビリ頑張りましたが治癒(症状固定)で治療を終えました。
リハビリ中看護師さんや介護士さんに大変お世話になり自分も何か人の役に立ちたいと考えるようになりました。
姉が看護師だった事や、母の夢が看護師だった事もあり看護師を目指す事にしました。
看護学校にはいろんな事情を抱えた人がいました。
⚫︎シングルマザーでお子さんのために看護師になりたい人。
⚫︎言語聴覚士、PTの方
⚫︎高校卒業資格をとりながら看護師を目指す人
私は年齢的にも上から2番目くらいでした。
皆さん看護助手として働きながら看護師を目指されていました。私もお金に余裕があったわけではないので、ガードマンをしたりしながら学費を稼ぎました。
私は大学も卒業しましたが、医療の勉強は専門性があり凄く難しかった。でも必死に勉強しました。
何が辛かったかというと足が悪かったので実習で立ったままだったりすると汗が滝の流れた事かな、、、
看護学校の校長にも、辛かったら辞めるのも仕方ないと言われましたが頑張って看護師になる事ができました。
卒業後は特養、病院を転々としました。
車椅子に乗ったりして仕事をするのはキツく
陰口をいわれたりして凹んだ事も何度もあります。
そんななか、老人ホームと障害者放課後ディを兼ねている施設でであった管理者をされていた看護師さんに出会いました。
その方に障害者を支援する方向を考えたらどうかと言っていただき障害者のグループホームや作業所に勤務するようになりました。
皆さんは障害者というとどんな想像をされますか?
頭がいかれているとか偏見の目で見られている方や、すごく温かい目でみている方と様々だと思います。
私も全く想像がつきませんでした。
私がはじめて出勤した日に自分が発熱したら
利用者さんが凄く心配してくれたのを覚えています。その施設にはダウン症、知的障害の方が多かった。
まず思ったのが凄く私を観察してきました。
ただ私が足が悪かったりしたので看護師というより仲間と思われたみたいですぐ仲良くなりました。
障害者の方は凄く純粋で、優しい心を持たれた方が多かったです。たまに人をいじめたりする子も中にはいましたが、それは性格のようです。
私は看護師でありながら世話人を兼務する事が多くなり仕事は料理を作ったり介助をする事が多くなりました。でも両親が調理師免許を持っていたので料理は得意でした。
一人で5人の方を介助するのは最初は大変でしたが、今思うと気を遣わなくてすむようになり楽しく仕事ができるようになりました。
今も障害者グループで仕事をしていますが、私が思うのは、障害者の方は自由な時間がほとんどない。一人で行動できないから仕方ないのは事実ですが、息抜きをさせてあげたいなぁと思います。
あと収入がないので生活保護であったり作業所勤務で食べる事にお金がらかけられない子が多い。
施設が、休みの日はカップラーメンや食べない子がほとんど、、、
健常者のように、マックが食べたい!ミスドが食べたい!と思っても買いに行けなければ、買うお金がない。そのくせ私にコーヒーや飴をくれたりする。
もっと障害者が楽しい生活を送れる国にならないかななんて私は思っています。
ひとつだけ私が言いたいのは、障害者の方はなりたくて障害者になったわけではない。
好きな事ができない、好きな物を食べられないのはちゃんと働かないから当然と思われる方。
あなたがある日突然病気や事故で障害者になったりお子さんが障害者になった時に同じ事が言えますか、、、
多分言えないと思います。
自分がなってからでは遅いんです。
今自分がたずさわっいない世界にも少し関心をもつ事っ必要かなと私は思います。
私は障害者が楽しくすごせたり、時にみんなで美味しいものを食べたりできる施設ができるよう色々情報収集をしたりしています。
私自身が足が悪かったりでできる事も限られていますが、今の自分に出来る事をしっかり成し遂げたいと思います。
もし同じような気持ちを持たれたり、同じ夢を持たれている方がいらしたら繋がれたらいいなと思っています。
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