花園百々人というくそデカ感情

 お疲れ様です。本日より315プロダクションでプロデューサーを務めることとなりましたもいと申します。右も左もわからない若輩者ではございますが、頑張ってまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします!!!

 どうも、もいです。
 ついに始動したサイスタ。今まで765ASとシャニのプロデュースをやって来たのですが、Mマスはアニメしか見たことがなかったのでいいチャンスだと思いインストールしました。
 ゲームを通して少しずついろんなキャラクターを知っていけたらいいなーと思いながらプレイしていたんですが、なんかものすごい爆弾級のキャラクターがいてびっくりしました。

画像1

 花園百々人。名前一発変換できなくて辞書登録したアイドル。
 C.FIRSTの一人なんですが、設定が色々とものすごい爆弾級で「アイマス、やっべぇ攻め方してきたわ……」ってびっくりしました。

(まだメインストーリーしかおっていないので、色々と設定やシナリオと記事の齟齬があると思いますが、ご了承ください)

 まず何がすごいって、物語の導入がすごい。だって、開幕親から「あんたにお金注いできたけど、あたしらを満足させる結果を残せないからもう知らんわ」って。世が世ならネグレクトで児相案件ですよ。
 しかも百々人君もそれを受け入れて「わかった」って……。完全にあきらめの境地やん。夢がキラキラ溢れるアイマスの世界で、ここまで残酷な導入ってそうそうなんじゃないでしょうか。

 でも、まだそんなの序章にすぎなかった……。

 プロデューサー(百々人くん曰くぴぃちゃん)と出会ってから、今まで否定しかされなかった自分を肯定され、アイドルとして生まれ変わることを決意した百々人君。
 そこからぴぃちゃんにものすごい信頼を置くのですが、それが信頼を通り越して依存みたいなレベルで、もうみぞおちにパンチ食らったような衝撃。

 メインストーリーって、あくまでもアイドルが中心で物語が進むから、プロデューサーって添え物みたいな感じなんですよね。だけど、百々人君はがんがんぴぃちゃんに絡んでいく。何なら個人的な感情をむき出しにして絡んでくる。
 完全に個対個なんですよ。メインストーリーなのに。

 特に個人的に印象に残ったシーンはこれでした。

画像2

 絵が上手な百々人君の才能を生かして、イベントで絵を描いてあげましょう!と提案したぴぃちゃん。だけど、百々人君は「上手く描けなかったらぴぃちゃんに捨てられる……?」と蓋をしたはずの過去がそっと顔を出します。でも、ぴぃちゃんは絵の才能を認めてくれた。その二つの思いで揺れる中、百々人君は一つの決断をしました。
 それは、ぴぃちゃんが言ってくれたように【イベントで絵を描く】こと。それを伝えた後、百々人君は「上手く出来なくても怒らないでくれる?」とぴぃちゃんに伝えるのです。

 何の変哲もないやり取りですが、ここって結構百々人君にとってものすごく重要なシーンじゃないのかな、と思いました。

 親が認めてくれる才能を手に入れることが出来ず見放されて、全てを諦めていた百々人君。おそらく今までなら「どうせ僕には才能がないし、やったところで意味がない。怒られたって僕に才能がなかったからだ」と最初からあきらめていたと思います。
 だけど、ぴぃちゃんには「怒らないでくれる?」と尋ねるのです。
 これって、今までの百々人君では絶対に出てこなかった言葉ではないでしょうか。

 期待にこたえたい。だけど見捨てられたくない。きっと百々人君が最初ご両親に抱いていた気持ちかもしれません。だから、ぴぃちゃんに同じように否定されるのがすごく怖かったんだと思います。
 だけど、ぴぃちゃんは違った。ちゃんと百々人君の才能を見つけてくれて、褒めてくれて、存在そのものを受け入れてくれた。ご両親にもらえなかった欲しかったものをぴぃちゃんは全部くれた。
 だからこそ、花園百々人は新たに【アイドル 花園百々人】として生まれ変わったのではないでしょうか。

 サイスタのプロデューサーって、とにかく否定をしないんですよね。前向きで、ひたむきで、アイドルのことを信じている。そんな陽だまりのように暖かいプロデューサーだからこそ、百々人君は「この人と一緒に進んで行こう」と決めたんだと私は思います。

 まあ、やっぱり依存っぽさはぬぐい切れないけれど、思春期の男の子があそこまで両親にぼろくそ言われ愛情も注がれないのなら、あーなりますわなあ……と思います。普通に可哀そうだし。

 Pラブとはまた違った形の百々人君とぴぃちゃんの関係ですが、今後それが個別ストーリーなんかでどう変化していくのかすごく楽しみです。まあ、シナリオ配信は死ぬほど先なんだけどね!!!!!

 よかったら同僚登録よろしくお願いします!
 ■LUDGR6E5

画像3


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?