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忍足謙也くん、n回目の誕生日を迎える。

 忍足謙也くん、お誕生日おめでとう!!今年でn回目のお誕生日だね。
 スピード命なのに誰よりも誕生日が遅くて、何度誕生日を迎えてもかわらず14歳のまま。そんな私はいつの間にか謙也くんの年齢を追い越すどころか倍以上生きていました。二次元と三次元の壁は越えられないどころか、マリアナ海溝よりも深くなっていき、残酷ささえ感じます。

 そんな忍足謙也くんですが、今年ついにバレンタイン・キッスの歌唱担当となりました。四天宝寺では二番目。今まではグループやデュエットでシングルを出したり、アルバムでソロ曲を歌ったりとキャラソンはいくつかありますが、完全ソロシングルは今回が初。
 いつか謙也くんがソロシングルを出してくれたらいいなあ……と思い焦がれていただけに、発表の時は本当に嬉しかったです。

 ちなみに、発売発表と同時にAmazonで予約をし、よくよく考えるとCDを聴ける環境がないためデジタル配信でも購入し、更に音プリ特典が欲しくてそっちでも予約。結局手元には(デジタル配信を含め)3つのバレキスがあります。
 CDの内容については散々呟いたのでいまさら言うこともないのですが、本当に良かった。流石フィルミーさんと言った内容だったし、男に二言はないのでぜひサマバレも歌ってくれると信じています。

(ちなみに、謙也くんが今まで歌った曲の中で一番好きなのはダントツ『Party Time』で、パート分けも完璧に覚えてしまいました。)

 CDを何枚も買い、実用的なもの以外買わないと決めていたはずのグッズも着実に増え、完全に謙也くんのとりこになってしまった私ですが、最初から謙也くんのことが大好きというわけではありませんでした。

 そもそも私はいわゆる出戻り組で、間をあけながらテニプリを好きになるのがこれで三度目です。当時の推しは仁王でしたが、久々にテニプリの戻ってきたこともあり、誰か一人を好きというよりも「みんな好きかな」と言った感じでした。
 しかし、サイトを立ち上げてタリーズの連載を書き始めてから徐々に気持ちの変化が表れてきたのです。

 私はお話を書くにあたって、キャラクターのことを色々と調べて考察して、自分の中である程度の人物像を練り上げてから書くのが好きなタイプです。だから、タリーズ連載を書くにあたって二人のことも色々と調べていきました。プロフィールはもちろん、原作やアニメを見てどんな性格なんだろうと探ったり。
 色々と二人の人物像を自分の中で練り上げていく中で、謙也くんのまっすぐで仲間思い、素直な性格がすごく魅力的に見えて、いつの間にか謙也くんのことが気になっていきました。正に恋。普通に恋に落ちるのと一緒。
 自分にはない素敵なところをたくさん持っている謙也くんは、まさにお星さまのように輝いていて一気に好きになっていきました。

 それからは一日中謙也君のことを考えばかりでした。謙也くんはどんなものが好きなのかなーとか、家族といるときはどんな感じなのかなーとか、この空を見たら謙也くんはどんなことを感じるのかなーとか、これ謙也くんが好きそうなやつだなーとか。
 そうやって謙也くんのことを考えていると楽しくて自然に「ふふっ」って笑ってしまうんですが、すぐにそのあと「今自分死ぬほどキモイな」とふと現実に還り、自分のキモさに再び笑ってしまうのがいつものパターンです。

 決してガチ恋とは認めないけれど、それくらいに謙也くんのことが好きで、謙也くんのことを考えるだけで楽しくなってしまいます。

 そんな大好きな謙也くんですが、どうしても一つ気がかりになっていることがあります。それは『他人の事ばかり優先して、あまりわがままを言わない』と言うこと。
 もちろんわがままを言うことがいいとは思いませんが、それでも謙也くんはあまりにも自分の事よりも仲間や相手のことを優先してあげているな、と時々感じます。それが謙也くんの良いところでもあるのですが……。

 例えば、原作の全国大会で千歳に出場枠を譲ってあげるシーン。あそこなんかは特に謙也くんの『我を通さず周りを思う』ところが本当に良く表れているなあ、と思います。
 普通に考えて、全国と言う大舞台、しかも中学校生活最後の大会は誰もが出場したいと思うじゃないですか。なのに、四天宝寺のモットーでもある『勝ったモン勝ち』を貫いて、自分から身を引く。しかも「お膳立てしといたで」とか言って。おいおい、最後の大会だろ?私が謙也くんの親ならきっと涙を流すかもしれません。
 だけど、謙也くんは自分が出たいという気持ちよりも、チームが勝つことを優先してあの決断に至ったんだと思います。中学三年生なのにできた男。
 あとは、テニラビのイベント内で白石から「もっと自分を優先してええんやで」的なことを言われていて、そこも謙也くんがいかに仲間思いかが表されていました。

 そんな、自分よりも周りを優先しちゃう謙也くんだからこそ、今後はもっと自分の気持ちやしたいことを周りに見せて欲しいな、と思っています。

 なんだろう、二次元のキャラクターはしょせん二次元でしかなくて、その先に人生があるはずないんですよね。だけど、ついつい真剣にそんなことを思ってしまう。一キャラクターとしてではなく、一人間として。それもやっぱり謙也くんが魅力的で好きだから仕方ないのかもしれないです。
 原作にはいつか終わりが来てしまいます。恐らく、謙也くんの将来は描かれないでしょう。だけど、私の中では謙也くんの人生は続いているし、将来どんな選択をしているか分からないけれど、きっと幸せに生活しているんじゃないのかな、と思っています。
 髪の毛も黒くなって、親身になりながらも回転率の速いかかりつけ医として評判になって、優しいくて可愛い奥さんもいて、やんちゃな子どももいて……。そんな人生を過ごしてくれたらいいな、と思っています。

 謙也くん、お誕生日おめでとう。今年も一緒に素敵な一年を過ごせるのを楽しみにしています。私にとって、いつまでも輝く一番星。NO謙也、NO LIFEっちゅー話や!!

2021年3月17日 もい

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