心の余裕がない人が書いた日記

高校時代の友人と久しぶりに再会した。
当時から仲が良く、別々の地方に進学・就職したにもかかわらず卒業後もよく遊んでいた友人だ。彼女が地元に戻ってきてからは数ヶ月に一度ペースで会っていたし、ごく近しい友人のみで行われた結婚式にもお呼ばれした。
それほどの間柄だったが、気がつくと3年半も会っていなかったらしい。彼女は自分から声をかけるタイプではないため、私から声をかけていない期間がそんなに続いていたことに驚いた。

可愛らしいショートボブが特徴的だった彼女。3年ぶりに会ったら髪はもっと短く、クールでスタイリッシュな雰囲気になっていた。すごい似合うね!と伝えたら、私のことも大人っぽくなったね!と褒めてくれた。

百貨店でバレンタインギフトを買い漁り、軽くランチをしたりカフェでお茶をしながら他愛もない近況を語り合った。
仕事の話、恋愛の話、趣味の話。
印象的だったのが、体育会系でアクティブなイメージのあった彼女が休日はだいたい家に引きこもって過ごすインドア派という話だ。
私は逆に1日家にいることに罪悪感を覚えてしまうので、雨でもない限りは必ず外出している。偉いね!とたまに言われるが、特に何もすることなく帰ってくることも多いので何も偉くはない。今までの経験上、家で過ごすよりも外に出た方が面白いことに出会える確率が高いからそうしているだけだ。
なにより、1日過ごすことができるほど自宅のコンテンツが充実していないというのが大きい。いや、Amazon primeやDAZNやKindle Unlimitedの契約はしているのだからそれらで楽しめばいいと自分でも思うのだが、ここ数年頭を使わないで生きてきたせいかあまりにも頭が悪くなっていて、著作物の解釈に必要な労力が大きすぎて優先順位を上げられないのだろうな、と書いていて思った。

私はこれからも一人で生きていく。ただ、周りの人とも関わっていかないといけない。周りと上手に共存していくためにはぼんやりしないで人間としての魅力を上げていかないといけないなぁ…と改めて痛感した。
一定割合でつまらない人間がいないと世の中のバランスとれないからつまらない人間枠として生きていきたいとも思うけれども。

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