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HK416D 刻印について
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HK416Dは前述のようにマニアから愛されるアサルトライフルで,全世界のマニアがその刻印の意味や年代による違いを明らかにしています。
この記事ではそれらをまとめました。
知っている方は忘備録にして下さい。
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赤文字①について
この鷲の下にNが記載されたマークはドイツのニトロプルーフ(対無煙火薬強度試験合格印)です。
アメリカ製のニトロプルーフマークは画像に記載しています。
鷲Nのマークは2014年に廃止になりCIP Nのマークに変更されています。
黄色文字②について
製造年を記載しており,西暦の下2桁の数字を下記に記したアルファベットに対応して刻印しています。
A=0、B=1、C=2、D=3、E=4、F=5、G=6、H=7、I=8、J=検査場向け、K=9
東京マルイ HK416Dに刻印されているBCは,Bが1,Cが2に対応するため,2012年製造を示しています。
アルファベットで10番目のJが本来の並びであれば9に対応するところですが,Jは検査場向けに刻印されるアルファベットで9に対応するのはKとなります。
緑文字③について
この角のようなマークは,独ウルム検査場での合格印です。
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赤文字①について
88-081699は,製品コードとシリアルナンバーを示しています。
左の2桁,88が製品コード
右の6桁,081699がシリアルナンバーです。
製品コードは以下の製品名に対応しています。
88-○○○○○○ HK416D
89-○○○○○○ HK417
USMC-○○○-○○○○○○M27
88-○○○○○○ M27
172-○○○○○○ M27
171-○○○○○○ HK416C
214-○○○○○○ MR556
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製品コードとシリアルナンバーはアッパーフレーム内側にも記載されています。
黄色文字②に関して
HKのロゴ,フォントが年代によって異なる場合があります。
まず,米国HK社が2008年に工場をバージニア州スターリングからバージニア州アッシャーバーンに移しました。
その際にフォントが変わったという内容の意見がありました。
特にわかりやすい点は,HKのロゴで二文字の間が繋がっているもの・離れているものがあります。
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HとKの間が東京マルイは詰まっているがHAOは空いています。
実銃でもこのパターンが両方存在しています。
またスターリングで製造されていた時代(06~07年)のフォントは,ドイツ工業規格の1451番(DIN 1451)であるとされています。
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緑文字③について
HK416Dはセレクター,マガジンキャッチ,フレームロックピンが年代によって異なることがあります。
明確に使用が分けられては居ませんが,製造年の古いHK416DにはM4カービン等で使われていたマガジンキャッチやセレクターフレームロックピンが使われており,製造年の新しいHK416DにはHK社のマガジンキャッチ,セレクター,フレームロックピンが使われています。
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下側,HAO
上記の画像,上側の東京マルイ HK416Dにはセレクター,マガジンキャッチ,フレームロックピン,全てHK社のデザインのものを取り付けています。
下側,HAO HK416Dにはセレクター,マガジンキャッチ,フレームロックピン,全てM4カービンで使用されていたデザインのものを取り付けています。
HK416Dを使用している米軍の特殊部隊で,支給の早かった部隊には特に,M4カービンで使われていたセレクター,マガジンキャッチ,フレームロックピンが使用されていることが多いです。
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