CVC「1 人 1 円ファンド」を本格始動 ～ 専用ウェブサイトを公開し、投資活動を積極化 ～

こんにちは。エムスリー人事グループです。2020/4/22発表のプレスリリースをお知らせします。

エムスリー株式会社（ 本社： 東京都港区、代表取締役： 谷村 格、URL ：
https://corporate.m3.com/ 、以下「エムスリー」）は、「7P プロジェクト」の推進を加速化するための仕組みとして、新たな社内 CVC（※）ファンド「1 人 1 円ファンド」を開始しておりますが（プレスリリース）、
準 備 期 間 を 経 て 、 1 人 1 円 フ ァ ン ド の ウ ェ ブ サ イ ト を 公 開 し （ URL ： https://corporate.m3.com/1p1y/ ）、投資活動を本格始動することになりましたので、お知らせ致します。

エムスリーは、日本の医師の 9 割にあたる 28 万人が登録する医療従事者専門サイト「m3.com」を運営し、製薬会社向けマーケティング支援サービスや治験支援サービス等を提供しています。昨今は医薬品マーケティングに留まらないサービスの拡充（AI を用いた診断ツールの開発、ゲノム検査の提供、脳梗塞リハビリ施設のグループ会社化等）、またそれらを複合的に組み合わせ医療疾患課題自体の解決を目指す「7P プロジェクト」を推進しています。
また、エムスリーの投資事業においては、これまでシナジーのある約 30 社のベンチャー企業に投資を行い、（株）エス・エム・エス、ラクスル（株）、（株）ステムリム等が IPO を実現してきました。

2019 年 10 月に開始した「1 人 1 円ファンド」では投資枠として 100 億円を設定し、従来よりも増額した 1 社あたり平均数億円、最大 20 億円程度を投資する予定です。資金の提供はもとより、エムスリーグループの多岐に渡るリソース（エコシステム）を活用したエムスリー独自の付加価値を提供し、投資先企業に対する成長支援や新たな事業創出に取り組みます。

2020 年に入り、第一号案件であるクリングルファーマ株式会社および他 1 社に対し、既に合計 17 億円を投資しました。エムスリーでは「1 人 1 円ファンド」を活用することで、これまで以上に積極的な投資活動を行い、医療の世界の変革を加速させます。

＜エムスリー独自の付加価値（例）＞
（1）事業価値創出（医師会員等のプラットフォームを使った具体的な事業価値創出支援）
（2）AI 開発等のエンジニアリング力
（3）医療界での深い知見に基づいたエンドースメント
（4）実体験に基づいた経営アドバイス
※CVC：Corporate Venture Capital。事業会社がベンチャー企業とのシナジー創出のために投資を行う取り組み。 

＜1 人 1 円ファンドのウェブサイトのイメージ＞

URL： https://corporate.m3.com/1p1y/
英語版サイトもロンチ予定

＜社内 CVC ファンドの概要＞
名称：1 人 1 円ファンド (英文：1P1Y Fund)
総投資枠：100 億円
投資対象地域：国内及び海外
投資対象：ベンチャー企業、上場企業、医薬品・医療機器等のパイプライン等
主な投資テーマ：AI、医療機器（プログラム医療機器含む）、先端医療、希少疾患、健康経営等
投資規模：1 社あたり平均数億円、最大 20 億円程度

＜投資候補先のイメージ＞