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ホワイト・ジャック・プロジェクト第4弾 新たな健康指標「EBHS Life」を提供開始 ~健診結果や生活習慣から相対的な余命を予測、健康経営や生活者の健康改善を推進~

こんにちは。エムスリーピープルサクセス(人事)グループです。2022/10/31発表のプレスリリースをお知らせします。

エムスリー株式会社(本社: 東京都港区、代表取締役: 谷村 格、URL : https://corporate.m3.com/ 、以下「エ ムスリー」)は、疾病の発症前の段階から健康を維持することを目的とした取り組み「ホワイト・ジャック・プロジ ェ クト」の第4弾として、健診結果や生活習慣を元に生活者の余命と健康スコアを予測する健康指標「EBHS (Evidence Based Health Score)Life:エビスライフ」を用いたサービスを提供開始いたします。 EBHS を通じて生活者の健康行動を促進することで、健康経営に取り組む企業や受診者の生活習慣改善を目指す医療機関の皆様など事業者様と連携し、企業の健康経営や生活者の健康改善を推進してまいります。

1. ホワイト・ジャック・プロジェクトについて

エムスリーは、従来主たる事業ドメインとして多くの関連サービスを提供してきた「疾病発症後の治療」に加え、「未病・予防医療分野」にも重点領域を拡大するとともに、当社グループにおいて本取り組み全体を「ホワイト・ジ ャック・プロジェクト」と呼称し、様々な施策を展開・推進していく予定です。 第4弾となる「EBHS Life」は、健康状態をわかりやすく可視化・指標化することで、未病の段階から生活者の 健康増進や疾病予防に寄与し、エムスリーのミッションをより川上の段階から実現していくことを目指しています。

2. EBHS Life の主な内容と今後の取り組み

健康診断(以下、健診)は、労働安全衛生法に基づき企業が実施するもので、対象となる従業員は1年に1回 受診しています。健診の結果、生活習慣の改善が必要とされた特定保健指導対象者の数は毎年増加傾 向にあり、2020 年度には約522万人が該当していたと報告されています *1。しかし、特定保健指導対象者のうち、実際に保健指導が実施されているのは約2割(22.7%)*1 にとどまっていることから、健康行動の動機付けとなる取り組 みが不可欠と考えています。
「EBHS Life」は、健診や生活習慣データを用いて個々人の相対的な平均余命を科学的に予測し、その値を元に健康状態を数値化する新たなアプローチの健康指標スコアです。余命をスコア化することにより、従来の健康指標と比べ、生活者の健康に対する意識や行動変容に対する強い働きかけが可能となることが期待されます。
*1 厚生労働省 2020年度 特定健康診査・特定保健指導の実施状況
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/newpage_25882.html


平均余命の算出には、エビデンスレベルの高い医学論文をベースに構築された機械学習アルゴリズム を導入しております。このアルゴリズムの開発にあたっては、医学統計的観点からUCLA医学部・公衆衛生大学院准教授の津川友介氏の監修をいただきました。

津川友介氏コメント
健康で長生きできる確率は、食事や運動、睡眠、飲酒など日々の様々な行動の積み重ねで変動しています。今回、アドバイザーとなった EBHSは、健康診断結果や生活習慣の入力によって余命を推計し、ご自身の健康状態を認識できるシンプルな指標を目指しました。アルゴリズムの作成には質の高い研究結果を反映し、今後もデータ収集を通して精度の向上を図っていきます。EBHSの普及により、一人でも多くの方の健康維持・増進と、将来的な医療費削減にも繋がることを期待しています。

まずは、健康経営に注力する企業や、患者の生活習慣改善に取り組む医療機関等を中心にサービスを開始いたします。また、今後は、生活者向けサービス等と提携する形で個人への提供も順次開始していく予定です。

<提携の具体例>


  • 一般企業:会社や部門毎のEBHSを算出し改善PDCAを回す真の健康経営が可能に

  • 健康保険組合:EBHS と将来医療費の因果関係の検証、EBHSを改善する事による健保財政の改善

  • 健診施設など医療機関:人間ドックの総合判定結果をEBHSでフィードバック。改善に向けた提案も実施

  • 生命保険会社:料率の優遇や健康増進型保険等、新規サービスの開発

  • フィットネスクラブ等:会員向けサービスとEBHSを連携し、生活者の健康増進をサポート

今後、「EBHS Life」の結果を元に、個々人の健康改善のためのアドバイスや、受診勧奨等を行うサービスも随 時追加していく予定です。 新しい健康指標 EBHSは、誰もが簡単にわかりやすく自らの健康状態を把握し、自律的に行動を改善する機会を提供します。EBHS を通じて未病・予防の時点から生活者の健康づくりを支援し、「インターネットを活用し、健康で楽しく長生きする人を1人でも増やし、不必要な医療コストを1円でも減らす」というエムスリーのミッションの実現を目指してまいります。
一般企業様からのお問い合わせ先(問い合わせフォーム)
https://forms.gle/wQx2i3PUFWqQhtsY9

■ 津川友介氏について

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)医学部・公衆衛生大学院(医療政策管理学)准教授、日本医療政 策 機構理事、医師。ハーバード大学 PhD。 著書: 2017年「ベスト経済書」第1位「原因と結果の経済学」(中室牧子 氏と共著)、 「世界一わかりやすい医療政策の教科書」、「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」、 「世界中の医学研究を徹底的に比較してわかった最高のがん治療」(大須賀覚氏、勝俣範之氏と共著)「ヘル ス・ルールズ」など。

■レポートイメージ

■「ホワイト・ジャック・プロジェクト」イメージ

エムスリーでは「ホワイト・ジャック・プロジェクト」などの健康経営事業を推進するメンバーを募集しています。
気になった方、興味のある方は以下より是非ご連絡ください。
健康経営 営業・市場開拓職 ※社長直下の新規事業


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