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思い描いた陸上生活とのギャップ

昨日は息子が在籍する部活の卒部式でした。
活躍した生徒、そうではない生徒。
同じ3年間で結果は全く違う。
生徒はみんな入学当初に自分が思い描いた陸上生活があって、好記録を出し、メンバー入り、都大路、そして箱根駅伝へ夢は繋がる!
きっと、順風満帆の高校生活を送れるつもりだっただろう。
我が息子も2年間が終わろとしている今、分かってるだけで3度の疲労骨折、度重なる故障で2年間で3本のレースしか走っていない…
息子も思い描いた陸上生活を送れていない1人だ。
さすがに今回の故障では心が折れたようで「全然、練習に身が入らない…なんの為に練習してるのか分からない…人に会いたくない…」と電話してきた。
私は息子が楽しそうに走っている姿に影響を受けてジョギングを始め、フルマラソンにチャレンジしサブスリーランナーを目指し、目標を達成した。
息子が中学を卒業するまでにサブスリーランナーになり、息子は中学を卒業するまでに私を全国大会へ連れて行くという男の約束をした。
お互いに目標を果たし、息子は高校生活へ入っていった。
寮で生活している為に会話も減り、スマホも持てないので連絡も無く、親もなかなか歯がゆい時間を過ごすことが多くなった。
先生方へ預けたとはいえ、部全体を見るのと親が子供をサポートするでは大きな違いがでる。
また、調子が悪い、故障して走れない、なかなか真面目な息子は精神的にもろい!
私くらい適当なら良かったのだろうが(笑)
電話で伝えたことは
楽しく走る事だけ。
練習量や質を落としてでも楽しく走る事を求めなさい。
それを忘れたらお前の走りではなくなるんじゃないかな〜?
タイムを求め、結果を求めて走って故障を繰り返しては何も意味がないよ。
今の故障が癒えたら練習を継続することだけが結果で良いじゃないか、走れる事が楽しい!
それがお前の結果で答えだよ!
と伝えた。
息子は泣いていた。
走る楽しさを息子に教えてもらったから
息子には走る楽しさを忘れてほしくない。
あと1年の寮生活が終われば、また一緒に走れる日がくると信じて待つだけの私。
思い描いた陸上生活は現実を教えてくれる
ひと足早い社会勉強なのかもしれませんね。

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