”スーパーボウル”の観賞は、ストリーミングの時代へ！！

今月2日、アメリカ・マイアミのハードロックスタジアムで行われた、アメリカンフットボールのシーズン王者を決めるスーパーボウル。今年は、優勝回数５回を誇るサンフランシスコ49ersとカンザスシティ・チーフスが対戦。接戦の末、チーフスが50年ぶり２回目の優勝を飾った。

Fox Claims 3.4M Streaming Audience for Super Bowl LIV

この試合の模様をアメリカの人たちは、どのように観賞したのだろうか？　　　　スーパーボウルはアメリカスポーツ界最大のイベントと言っていいだろう。このため、マイアミの試合会場に行けない人は、隣人宅で開催されるホームパーティでピザを食べながら大画面テレビで試合を見る。あるいは、近くのスポーツバーに行ってビールを飲みながら集まった皆んなで鑑賞するのかのどちらかだ。

今年ライブ中継を担当した放送局はFoxで、その発表によると、この日テレビ中継を見た人の合計は、9990万人と１億人に達しなかった。昨年は１億を超えていた（昨年担当のCBSの発表）ので、若干テレビ視聴者が減ったことになる。

その代わり同時に行ったストリーミング中継をスマホやタブレットで見た人は340万人に上り、昨年のCBSが行った270万人を大幅に上回った。ストリーミング中継は今回、FoxSportやNFL公式サイトそれにベライゾンモバイルなど５つのサイトで実施。

Foxは3年前の2017年にもスーパーボウル中継を担当したが、この時のストリーミング視聴者は170万だったそうだ。今回は300万以上の同時アクセスがあっても耐えられる配信ネットワークを構築することができたのだろう、今のところ画像が大きく乱れたなどクレームは寄せられていないそうだ。

スーパーボウルなどアメリカの主要スポーツの試合の観賞の仕方は、少なくとも数年前まではほとんどがテレビ視聴だった。しかしこのところストリーミング中継をスマホやタブレットなどで見る人たちも増えている。

ちなみに、今回のスーパーボウルはハーフタイムショーにジェニファー・ロペスとシャキーラの２大人気歌手が登場、迫力ある歌とダンスのステージが大好評だった。流石にこのステージは、テレビでみる方が格段に良かったでしょうね。