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【No.19:ホウセンカ】


花の名前

「ホウセンカ(鳳仙花)」・・・中国名
別名:爪紅(ツマベニ)

誕生花日付

08/27
09/08
09/18
(サイトによって異なるため確実ではない)

花言葉

「快活」「心を開く」
「私に触れないで」「せっかち」「短気」
「繊細」「性急な解決」

ことば

毎回パッと思い浮かんだ花の名前を検索エンジンにかけ、
花言葉をチェックする。
ホウセンカは、今の私にぴったりな花言葉を持っていた。

最近おさぼりモードでした、お久しぶりです。
というのも、もう少しでバイバイする寮のルームメイトたちと過ごす時間を大切にしていました。

私は一人でいることが好き。
人と過ごすことももちろん好きだけど、頼まれてもいない気を遣いすぎちゃって勝手に疲れる。
だから、「私に触れないで」が基本スタンスとしてあった。
留学に来て5か月が経つけれど、
まだまだ英語で話すことに自信をもてなくて、
誘ってもらったパーティー全部に参加したり、遊びに行ったりすることはなかった。
本当に行きたいと思った時だけ参加させてもらっていた。
人と長い時間一緒に過ごすことが成長に繋がることもわかっているけれど、
話せない自分に失望するのが怖かった。
だから行くという選択肢をなかなか選べなかった。
だけど、
このままでいいのかな、大丈夫かな、行った方が良かったかなって
自分が選んだ答えを心から受け入れられない状態がずっと続いていた。
そしてこのまま留学の前半戦が終わるのかなと思っていた。

そんな私が、この1週間で
人と過ごす時間と自分を大切にすることの両立ができるようになった話をここでしようと思う。

前回の番外編で、屋根に登って日向ぼっこをする話をした。
屋根に登ることができるのを教えてくれたのは、
いつもいろんなことに誘ってくれるルームメイトだった。
私の寮では5人でルームシェアをして住んでいるのだが、
春学期が終わる今、みんな母国に帰るため
一緒に過ごせる日数は1週間を切っていた。
そんな中で、その友達はsummer partyや近くの湖に遊びに行く予定に
真優もおいでよって、屋根の上で誘ってくれた。
もう少しで最後だし、課題も授業もないから行くって言った。
それを聞いたルームメイトは嬉しそうだった。

summer partyは20分ほど歩いたところにあるクラブで行われていて、
何度かクラブを経験して苦手になった私は
飽きたら帰ろうぐらいの気持ちでいた。
23時でも明るい夜の道を友達と話しながら歩いた。
そう、話せたの、私。
留学行ってるんだから当たり前じゃんって思うかもしれないけれど、
こんなにスムーズに会話ができるんだってすごく感動して。
クラブに着いてからも、知らない人がダンスを強要してきたことをきっかけに友達になった。
たくさん話した。
すごく豊かな時間だった。
そして、楽しい終わってほしくないって思った瞬間の気持ちのまま終わらせたくて
ごめん先帰るねって言って1人で先に帰ってきた。
たぶんそれ以上いると、その時感じた気持ちが薄れていくばかりだと思った。
(もしかしたらもっと楽しかったかもしれないけどね)
私はその時、自分の気持ちや感覚を大事にした。

そして次の日、ルームメイトと湖に遊びに行った。
トランプしたり、ただただゆっくりと流れていく時間に身を任せたり、
すごく穏やかだった。

この3日間が楽しくて、心地よくて、まだみんなと離れたくないと思った。
でも、こうやって思うことができたのは終わりがあったから。
もしずっと続くとしたら、また今度でいいやって、
行かない選択肢を取っていたかもしれない。
ピリオドが打たれるという事実に動かされ、その結果として得られた
まだもう少し一緒にいたい
だったのだと思う。
「心を開く」。
今の私は、
みんなに手書きでメッセージを書くくらいみんなのことが好きで、
まだ一緒にいたいと思えるくらいみんなに心を許せるようになった。
暇ができたから始めたこのnote、
人と過ごしていると書く時間がなくなるくらい1日1日が充実したものになっていて、
そんな事実が少し嬉しかった。
時間はかかったけれど、ちゃんと来て良かったって心から思うことができた。
私も帰国するまであと1週間。
人も自分も大切に。


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