2020年 ブラックフライデーに合わせたプラグイン紹介

ごきげんよう、もり(m0rim0rit0day)です。会社員をやりつつ、オタクDJイベントに向けたアニメソングのブートレグトラックや、思うままに曲をつくったりしています。

実績は特にないですが、ごくまれにインターネットレーベル主催のEPにリミックスで参加させていただいたりしております。 
ミキシングについて専門というわけではありませんし、シンセのマニアでもないです。
日々いい曲を良い音で作れるように研究しています。


はじめに


毎年恒例のブラックフライデーがやってきました。(もう終わりますが)
知り合いにプラグインの紹介をする中で、今まで蓄えた情報をそろそろまとめてみようと思っていました。
ついでにブラックフライデーの中でこのnoteを読んでいただいたトラックメーカー様が金銭面でも、時間面でも得をしてほしいなみたいなところから生まれたnoteになります。

細かすぎる使用感とかは買ってから自分で確認した方が楽しいとおもいますので、割愛します。

また、私の制作ジャンルはクラブミュージックのみなので、生音系,バンドサウンドを制作される方の参考にはならないかもです。

Ⅰ.あまり考えずに買えばいいんじゃないか編

1.Fabfilter社製品

全製品でのセール頻度が低いので、購入検討中の人はマストだと思います.
他の製品にあまり目が向かなくなる(少なくとも汎用EQに関しては)品質です。
Pro-Q3 になってからM/S処理も対応し,手っ取り早くサイドのローカットができるようになりました。
ちなみに所有数に応じて,大幅に割引があります。数年前に思い切って手に入れてから、使わないことがないです。

優先度(?)としては,
①Pro-Q3(EQ)
②Pro-L2(Limiter),Saturn2(サチュ)
③Pro-C2(なんでもコンプ)
④Pro-R(Reverb).PRO-MB(マルチバンドコンプ)
みたいな感じです。
詳細はメジャーなプラグインなのでネットにたくさん出てますので割愛です。

2.BLACKROOSTERAUDIO社製品

これまでこまごまとセールを見かけるたびに購入していたんですが、今回は投げ売りが来ました。
1.のFabfilter社製品とは対極にある定番のアナログ機材のモデリングプラグイン中心のラインナップです。
いわゆるPultec-EQってやつにあたるVEQ-1Pを今回は購入しました。

全部いいから何も持ってない人でアナログ系のプラグイン興味がある人はバンドルをどうぞ。

3.Wavesfactory社 Spectre

ここから単品です。
こちらはEQとサチュレータの中間みたいな(どちらかというとサチュです)プラグインです。

かけたいサチュ(tapeとかtubeとかたくさんあります)を選んで,狙った帯域にかけれるってやつです。

上のFabfilter社のSaturn2とノリは似ているんですが、操作は圧倒的にこちらのSpectreの方が良いです。
サチュのモデルはどれも使い勝手が良いので,破綻した音作りになかなかならない優等生です。
Saturn2の方はぶっ壊れた音まで出来ますが,操作が少し複雑です(自分があんまりわかってない)
定価でも性能を思えば安いですが,半額です。ぜひ。

4.XLN Audio社 RC-20 Retro Color Vintage Effect

こちらは私が本当に好きなプラグインです。

音を良くしてやろうみたいなノリのプラグインではなく,サクッとローファイサウンドにしたり,簡単なリバーブ,ノイズを付加する,歪ませるといったことが少ないパラメータで可能ですってプラグインです。

同社のサンプル管理ソフトのXOも本当に便利です。アクティベートが独特なので頑張ってください。

WOBBLE部分をエレキギターの音にかけるとあのSan holoギターサウンドになります。(本人のHow to動画でも使用してました)

5.Sonnox社 InflatorV3

こちらはwaves社と並ぶ老舗メーカーのプラグインです。
私が本当に尊敬するトラックメーカーのTAKU INOUE氏が"よくわからないけど最高で使い続けている(うろ覚え)"とツイッターで言及されてました。
マキシマイザのようなサチュレータのような...
インターフェイスこそ古臭いですが,なんかわからんけど音良くなります。
Sausagefatnerとノリは近い気がしますが,自分はあのプラグインをあまりうまく使えなかったので,こちらのInflatorに移行してます。わからんけど。めちゃくちゃ気に入ってます。

気になってる人がかなりいると思うので書いときますが,iLok USBドングルは不要です。ドングル無しの方法は各自調べてください。

6.Brainworx bx_digital V3(PluginAliance取り扱い)

こちらはマスターとかにも使える高性能EQです。知り合いにひたすらお勧めしまくっています。本当に好き
Pro-Q3のようなアナライザはありませんが,とにかく自然なイコライジングができます。

また,MonoMaker(指定した帯域以下をモノラルにする)やStereoWidthで気軽にステレオを広げたり狭めたりできます。
最初からM/Sで分かれているので,操作も早いです。
しかしながら取り扱いしているPluginAlianceはメール登録によるクーポン配布でのブラックフライデーの実施のみのようです。($29.99)
サイト下部のSign up for newsletterに登録すれば今からでもクーポン届く気がします。

最近しょっちゅう投げ売り($29.99)やってるので,黒金だからと気張らなくてもいいかも

Ⅱ.2020年のブラックフライデーで買った編


1.UVI社 FALCON2

話題のFalcon2です。ブラックフライデーよりかなり前から始まっていました。

価格は高い部類のソフトですが,ボーナスあるし...と目をつぶりながら買いました。

楽天で買ったのでポイント¥2400分くらいついてかつ€100のクーポンももらえます。

Falcon2本体は自分も今勉強中なので,レビューは後日としたいですが,シンセの音作りが好きな人にはたまらないシンセだと思います。プリセットも豊富で使える音揃いです。

破綻しがちなWavetable部分もよい波形がセレクトされているおかげか,変な音出にくいです。

また,付属のエフェクター陣のクオリティと種類の豊富さが抜群です。ここだけ抜いて売ってほしい(serumFXみたいな)

あとかなり動作は軽快です。負荷も軽いです。
アナログシンセ~みたいな音は好きなシンセ探したほうが良いかもです(インターフェイスがすごく単調なので)

そしてずっと気になっていたUVI Key suite Digitalをバウチャーを使用して手に入れましたが,これが本当に素晴らしいキーボード音源でした。
好きな人はデモ動画で音を聴けば一発でピンと来るはず。ビンテージシンセの知識はDX7かそうじゃないかくらいしかないので詳細割愛しますが,好きな人はピンときますほんまに。

2.SSL Native X-Saturator

あのsolidstatelogic社公式のプラグインです(!)
文字通りサチュレータです。
リリース後の投げ売りで格安購入。今も短期セールでクーポンコード入力で投げ売り中らしい。(調べたらすぐ出ます)
シンプルなインターフェイスのくせに使い方まだちゃんとわかってませんが、なんかいいです。割と派手に歪ませれます。気に入ってます。

3.Leapwing Audio DynOne 3

買ったばかりでまだほとんど使っていません。先行投資です。
めちゃくちゃ上品なOTTみたいなやつだと思ってます
Pluginboutiqueのバーチャルキャッシュ(?)みたいなやつが€50くらいたまっていたのでこの際と思い買いました。

ちなみにPluginboutiqueでは過去に買った商品をレヴュー(RATE AND EARN VC)するとバーチャルキャッシュ(€0.2)もらえます。自分は全く知りませんでした。
あと画像2枚目のRewards+~ Tokensをクリックして最下部にある”EXTRA VIRTUAL CASH”の"CONVERT"を押せば Tokenをバーチャルキャッシュに変換できます。

4.ULTRASONE社 Signature DXP

友達に友達価格で譲っていただきましたヘッドホンです。
ブラックフライデーは関係ないですし、プラグインでもないです。

制作モニターへの価値観が変わりました。
おそらく費用効果はプラグインよりも圧倒的に高いと体感させられました。ここまでいいものかと。

どんなに切れのいい自然なハイパスフィルターができるEQでも,"不要なローが鳴っている/鳴りすぎている"事に気が付かなければ”かけれない"ですよね。

ちなみに手に入れて即今までの持ち腐れていたヘッドホン3つ売りました。
今はオープンエアーのHD660Sも手に入れようかと検討しています。


Ⅲ.まとめ

たくさんあげましたが、ここ3年間くらいで手にしたものです。
割とメジャーなものばかりで申し訳ないですが、それでも推したいプラグイン達の紹介でした。
また、各種プラグインは自分の雑なCubase環境でも安定して動作してくれるものしか今回のnoteにはあげていません。
(不安定なソフトの使用は徹底してやめるようにしています。)

自分の場合は、制作がお金につながるケースが今のところ全くないので収支でいえばマイナスでしかありません。(有償依頼とかもらってみたいものです)

しかしながら、"自分の好きな音楽を自分の好きな道具だけで作れる"という趣味は本当に替えが効くものが今現在ありません。

いくら曲を作っても生活圏の物理的なスペースが減ることがなく,デジタルのプラグインには劣化や故障がありません。(アップデートで使えなくなるモンスターシンセとかUSBなくしたら使えなくなるDAWはありますが)

自分の資金のペースもあるかと思いますが、1回の飲み代くらいで劇的に使えるプラグインも多数あります。

なのでなんでも買いましょうというわけではありませんが、一生使えるなら実質タダくらいの気持ちでブラックフライデーの際に買ってみてもいいと私は思います。
生活を圧迫するのは論外なので計画的に。

以下、自分が機材類を買うときに決めているルールです。

・悩んだり,よくわからん英語のレビュー動画をみる時間で時給換算してみる.(時は金なり)

・"好きなトラックメーカーが使っている"だけでも安ければ買ってみる.(なんか発見があるかも)

・時短につながりそうなプラグインを優先する.(時間を買いましょう)

以上,良いブラックフライデーを!
※12/1 までセールしてるメーカーが多いです

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